「音のかぶり」の勉強を踏まえてイコライジングをやりなおし
前回…と言っても6日も前なんですね。随分時間が経ってしまいました。
とにかく、前回確認したことを踏まえてイコライジングをやり直してみようと思います。上手くいくだろうか。
前回の記事はこちら。
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イコライジングをやり直した結果
まずは結果からどうぞ。
・実験体2号 イコライジングやり直し
【比較】前回までのイコライジング
いかがでしょうか。
音源の良し悪しは抜きにしても、わたしとしては今回初めて地に足の着いたイコライジング作業が出来ました。前回考えた自分なりの指針があったからだと思います。今までは完全なる完全感覚Dreamerでしたからね。ホント信用ならないんだ、わたしの耳は。
拠り所があるということは、それだけで頭の整理ができるというものです。
音のカットは音質が変わる手前まで。それでも籠る場合は高音をブースト。
今回特に気を付けたことは見出しの通り。
前回記事での発見が正しければ、音質が変わるほどのカットは出来るだけ避けた方がいいはずです。
もちろんパンニングやその他の設定によって必ずしもその限りではないことはわかりますが、純粋に音のかぶりを取るということであれば、他パート同士で音を支え合うので音質はそれほど変化しないはずですよね。
でも、そうすると結果的に音の抜けが悪くなるパートが出てくることがわかりました。特に中音域をウリにしている奴ら。ギターやピアノがそれにあたります。今までは音がスッキリするまで低音域~中音域をせっせと削っていったわけですが、今回のロジックではそれも無理…で、ここで始めてブーストを使うわけです。
以下に手順をまとめてみました。
1.ボーカル・ベース・バスドラのイコライジング
始めに、これから各パートの音を削っていく基準となる形を成す3つのパート【ボーカル・ベース・バスドラ】をイコライジングします。
ボーカルはパート単体でもきれいに聴こえるように(出来ていませんが)。ベースやバスドラは低音の芯は残しつつ、不要な中音域から高音域はしっかりカット。もちろん低音域も不要な部分は音が変わらない程度にカットしておきます。
2.他パートの不要な音域を削る
次に、先にイコライジングしたボーカル・ベース・バスドラの形に合わせる形で他パートをイコライジングしていきます。
低音域はベースとバスドラが支えているので、他パートの低音域は音質が変わり始めるギリギリまでカット。また、中音域はボーカルの形を圧迫しないようにやはり音質が変わり始めるギリギリまでカットします。合わせて鋭いQで気になる雑味をピンポイントにカット。
3.音の抜けが悪いパートは高音域を少しブーストして空気感をプラス
2番の作業を終えてもなお音の抜けが悪いパートには、高音域をわずかにブーストして空気感をプラスします。
ブーストする場所についてはまだ自分なりのロジックがありません。今のところ1kHz~8kHzぐらいまでをブーストさせたピーキングで行ったり来たりしつつ、気持ちのいい周波数帯を見つけたら僅かにブーストするような感じでしょうか。
4.全体のバランスを整える
ここまでを終えて全体を聴いてみると、少々音が痩せ過ぎ(前回のイメージで言うと全体の面積が減少し過ぎ)てしまった感がありました。なのでマスターで中低音(220Hz付近)をほんの少しブースト。
さらに音源全体の空気感が欲しかったので、8kHz付近もわずかにブーストしました。
以上です。
自分的にはかなりしっくりくる手順と言っていいでしょう。あくまで自分的には。なぜなら、この手順は何を調べたわけでもなく自分で実験して作り上げたものだからです。
…
…あてにならね~。
毎回これだからなぁ。「これ、もしかして全然ズレたことをやってるんじゃねぇの?」とふと不安になることがある。ま、別にいいんですけどね。いい曲が出来ればそれでいいのだ。セオリー的に正しいかどうかなど知らん。
問題は、まだ全然思うような音になっていないということ。
特に、声です。
歌い方の問題は当然あると思うのですが、加えてマイクのセッティングも悪いのかなぁ…イコライジングではどうしても取りきれない雑味があるんですよ。もしくはもう少しいいマイクを買えば解決する話なのか。
…いや、まずはやっぱり今まで通り歌の練習だな。そしてマイクのセッティング、自分の位置取り、他にも試すことはたくさんあるじゃないか。
もう少しがんばろう。
というわけで今日はここまで!
今日は午後からずっと鼻水が止まらず非常に辛い一日でした。今も頭がボーっとしていますが誤字脱字はないだろうか。脈絡のない文章だったらすいません。
次回はバスを構築してもう少しコンプションを詰めつつ、空間系も済ませてしまおうかな。と思っています。
それでは!