曲全体のステレオ感を広げつつ音質を再調節【Limiter No6が熱い】
今日は時間の都合でサクッといきますよ
それでは今日も、DTMスタートです。
前回の記事はこちら。
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曲全体のステレオ感を広げつつ全体を調節
今日は完成音源からご紹介します。
【Before】前回までの進捗音源
【After】今回出来上がったやつ
音圧が変わっているのが一番顕著ですね。それ以外も色々調節したのですが、伝わりますでしょうか。
以下、今日何をしたかをざっくりと書いていきます。
ボーカルトラックにMaserati VX1を挿した
前回は中途半端にイコライジングとコンプのみ済ませたボーカルトラックですが、やっぱりこれじゃあダメですよね。
そもそもこの中途半端なボーカルトラックこそがカブりの元凶なんじゃないかっていう気さえして、まずここから手を付けていくことにしました。
やることは他のトラック同様、Maserati VX1を挿すだけです。
若干の違いはあれど、4つのボーカルトラックにほぼ同じような設定で挿しました。
コンプはある程度SSL Channelで効いているのでこちらでは少なめに。ベース、トレブルも控えめにして、さらにSensitivityを調節して全体のかかりも薄くしてあります。
なんだか全部控えめな設定になりましたが、他のパートに比べてボーカルトラックだけかかりが強い様な気がしたのでこんな感じにしました。
※ボーカルトラックの調節で処理しきれなかったカブりは、ギターパートの中音域をカットすることで解消しました。
Limiter No6をMSモードをメインに使用した
マスターにはいつもの通りLimiter No6を使用。
前回書いた通りステレオ的な広がりがもう少し欲しかったので、MS処理モードをメインで使用。ステレオ感の微調整はコンプのドライミックスにて行いました。結果的にはこの件で全体の雰囲気がかなり変わったんじゃないかと思います。
やっぱりLimiter No6、最高。
ついでにギターのパンニングも見直し
合わせてサイドに振ってあったギターのパンニングも見直し。右にあったものはより右に、左にあったものはより左に。いずれもより広がる方向ににパンニングした形です。
バックトラックにまとめてリバーブをかけた
ここまでステレオ感を広げてきた結果、どうも全体がスカスカな状態になってしまっていることに気が付きました。今までまとまっていたものを無理やり広げたんだから密度が薄まって当然ですよね。
全体にわずかなリバーブをかけることでパートの合間を埋めることにしましたが、ボーカルとベースだけはこれ以上リバーブをかけたくなかったため、バスを用意してボーカルとベース以外をまとめてセンドし、そのバスにリバーブをかけることにしました。
僅かながら、密度感が増したんじゃないかと思います。
さて。
急ぎ足になりましたが、今日はここまで!
そろそろ完成です。
次回もお楽しみに。