用途別にいろんなコンプ【普通のコンプ/バスコンプ/味付け用のマルチバンドなど】をかけてみる
先日のプールですっかり日焼けをしていまい、背中がまだヒリヒリと熱い。
夏ですなぁ。
今日も午前中の早い時間を狙って公園に遊びに行ったのですが、それでも鬼のように暑かった。お互い熱中症には気をつけましょうね。突然クラッと来ますからね。
それでは、今日もDTMを始めます。
前回の記事はこちら。
→とりあえずハイパスフィルターとwavesのNLSを挿してみた【久々でよくわからない】
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そういえばコンプっていう作業があったよね
進☆捗!
・虫取りの時の曲 進捗音源
前回は、久々に行っているミキシング作業のリハビリがてら、全パートにハイパスフィルターをかけて低音域をきれいにしてみました。…が、あらためてこうして聴いてみるともう少しカットしても良さそうですね。
そうしたら今日は、イコライジングをもう少し攻めてみるのと、前回その存在を思い出した「コンプ作業」をメインに進めていこうと思います。
イコライジングの続き(ハイパスフィルターの見直し含む)
先述の通り、低音域がまだもたついているように感じます。まだ手を付けていない中音域はいわずもがな…。
というわけで、ザーッと一通り全トラックをイコライジングしてみました。
ストリングスパートのイコライジングを例として掲載します。
低域はハイパスに加えLFでさらに削って、アンサンブルの邪魔をしている中音域を思い切ってバッサリとカット。逆に高域は、抜けをよくするために少しブーストしてみました。
こんな感じで全パートにイコライジングを施しましたが、アフターの音源は最後に掲載しますね。
用途別に各種コンプを使用
さて、今回メインのコンプです。
作業をしていたら色々と思い出してきたので、以下の通り用途別に数種類のコンプを挿してみました。
通常トラックのコンプ
通常の全トラックには現状、満遍なくSSL Channelが挿してありますので、基本的にはSSL Channelのコンプを使って処理しました。
おおよそこれだけでなんとかなったのですが、ピアノトラックだけはどうもうまくいきません。コンプ特有のパッツンとした感じが妙に目立ってしまい。メロディのニュアンスが死んでしまうのです。アタックを調節したいところなのですが、SSLのコンプのアタックは「オート」か「早い」という選択肢しか選べないようなので、ピアノトラックにBT Compressorを挿してみることに。
効果の柔らかいRMSモードにて、アタックタイムは緩めに、代わりにスレッショルドはやや強めに設定してみました。
バストラックにはバスコンプ
バストラック(今回はマスターのみですね)にはSSLのバスコンプを使用。
全体をまとめる、という意味ではやっぱりバスコンプがいいですよね。お気に入りのTDR Kotelnikovにはちょっと休憩してもらって、せっかくWaveのSSLを購入したんだから、積極的に使ってみようということです。
マスターには味付け用のマルチバンドコンプ
ここまで済ませて聴いてみた結果、どうにもまだ物足りない…。あれこれ考えていたら、「ハッ」と思い出してこんなものを挿してみましたよ。
SONAR Professionalにバンドルされてたプラグインの一つで、Softubeのマルチバンドコンプ「Drawmer S73」です。
音色のスタイルと適用量を決めれば、細かい設定は必要なしの優れもの。このオート感って、ガチ勢には逆に不便なものなのでしょうが、わたしのような素人にはめちゃめちゃ嬉しいんですよね。
マスターに挿すと、音圧の確保と音色の補正が手軽にできるため、ここ最近作った曲ではほとんど使ってきたような気がします。こんなことも忘れていたなんて本当に不思議。
それでは、ここまでの作業を施した結果の音源をお聴きください。
・虫取りの時の曲 今日の全体像
進捗音源と聴き比べていただくと、また一層すっきり聴こえるんじゃないかな~なんて思うのですが、どうでしょうか。
今日はこんなところで終了にします。
そして、次回の作業を検討していた時に、一つ大事なことに気が付きました。
何か物足りないなぁ~なんてDrawmer S73を挿してみましたが、いまだ物足りなさは解消されず。何か頭から抜け落ちているんだろう、とは思っていたんですよ。
…そう、空間系の処理を全くしていませんよね。
これねぇ、ふざけているわけではないのです。本当にノリを忘れちゃって。この半年の間、いかに歌のことばかりを考えて過ごしてきたかということなのです。浦島太郎になっちゃったみたい。変な気分ですなぁ。
というわけで、次回は空間系の処理を進めていく予定です。
それでは。