空間系をTony Maserati Signature Seriesに一任してみる
気配を察すると小さな頭をスッ…とこちらに向け、それとほぼ同時に体をゆっくりと弓なりに起こし、脇を締め、顔の真横で両手の鎌を臨戦態勢とする。全ての動きが高水準で連携、統率され、まるで優れたアスリートを見ているよう。
カマキリの話です。
大人になってから大の虫嫌いになってしまったわたしでしたが、しばらく前から息子の虫かごに住んでいるカマキリを観察していたところ、なんだか愛着が湧いてきてしまったみたい。
現在の体長は4~5cm。
どの程度まで育つのか、楽しみなような…恐いような。
それでは、今日もDTMを始めます。
前回の記事はこちら。
→用途別にいろんなコンプ【普通のコンプ/バスコンプ/味付け用のマルチバンドなど】をかけてみる
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虫取りをするときの曲に空間系処理を施す
進捗ぅぅぅぅぅ~ううッ……
…うッ
・虫取りをするときの曲 進捗音源
遠い記憶を呼び起こしながら、手当たり次第にコンプをかけた。それが前回メインで行った作業でした。
それでも全然物足り無いのはなぜだろう…?と頭を捻ってみたところ、そういえば「空間系処理」なるものを全くしていないことに気が付いた。
前回からの繰り返しになりますが、決してふざけているわけではないのです。ただシンプルにボケているだけ。悲しいなぁ。
全てのトラックをTony Maserati Signature Seriesで埋め尽くす作業
そんなわけで、今日は空間系の処理を進めていきます。
まずは適切なプラグインを物色していたところ、なんだか心に引っかかるプラグインを発見。そっか、こんなのも購入していたんだっけ。
参考:WavesのVSTプラグイン「Tony Maserati Signature Series」を購入した話
これ、思わずキシリア様にお届けしたくなってしまうほどの逸品なのです。
わたしの大好物「簡単☆便利」なプラグインで、挿したらちょちょいと弄るだけでほら、いい感じに早変わり。しかもこれ、EQ、コンプ、リバーブ、ディレイ…などなど、色んな効果が総合的に得られるんですよ。つまりは、今回のメインである空間系の効果も含まれているということ。
それなら、ねぇ。
久々のミキシングなんだし、ややこしいことは次の曲に回して、今回の空間系処理はこれだけで済ませちゃえばいいんじゃないの?っていう。
そういうことにしました
2秒間熟考して、そういうことに決定しました。英断です。
そうと決まればベースにはベース用のTony Maserati B72を挿し、
バスドラにはドラム用のTony Maserati DRMを挿し、
マスターにはTony Maserati GRPを挿し、
ピアノ、ストリングス、ジャンベなどアコースティック系には個別に、その他味付けのシンセトラック用は新規に構築したSynthバスを通して一まとめとし、Tony Maserati HMXでやっつけました。
各パラメーターをそれぞれ好みに調節し、できたのが以下の音源です。
・虫取りをするときの曲 今日の全体像(音量注意)
しっかり空間系のエッセンスが加わりましたよね。
これ、やっぱりすごく使いやすい!もう少し上手に狙った表現ができるように、メインプラグインとしてしっかり使い込んでおきたいな~なんて思ったり。
※現在マニュアルをもとに使い方をまとめていますので、後日アップします。
これでほとんど仕上がりましたが、念のため日を改めてもう一度最終調整をして、本当の完成ということにします。
それでは。