「病み上がり」ヴォーカル音源到着!→真の完成
先日Ichiから「病み上がり」のヴォーカル音源が届きました。
わたくしキリコがアレンジしたオケで歌ってもらったものです。
つまりもう演奏部分は完成しているので、後はわたしの声をIchiのものに差し替えてミックスダウンするだけ!早速作業しちゃいましたよ。
・「病み上がり」(作詞・作曲・歌/Ichi 編曲/町田キリコ)
これで病み上がりは真の完成というわけです。
シン・カンセイ。
それでは今日のDTM作業をご紹介しますね。
前回の記事はこちら。
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ミキシングの準備をする
まずはもらった音源をSONARで編集できるように、SONAR上にインポートしなければいけません。そもそも、元のファイルは結構トラックが重なっていてもう大分PCの動作が重くなってきているので、ミキシング用の別ファイルを作成しようと思います。
ミキシング用ファイルを作成
.cwpっていうのがSONARで作成した楽曲ファイルです。オリジナルファイルのfriend_songをコピペ後リネームしてfriend_song_ichi_mix.cwpファイルを作成しました。
friend_song_ichi_mix.cwpファイルのトラックは、オケのトラックを残して全部削除しちゃいましたよ。まぁ元のファイルがあるから何かあっても安心です。あたりまえですが動作も思いっきり軽くなりました。
よし、快適にミックスできそうだぞ。
ヴォーカル音源をインポートする
次はfriend_song_ichi_mix.cwpファイル上にヴォーカル音源をインポートします。
まず、インポートするオーディオトラックを追加。
【メニューバー 挿入 → オーディオトラック】で新しいオーディオトラックを挿入することができます。
続いてヴォーカル音源のインポートです。
【メニューバー ファイル → インポート → オーディオ】を選択。
オーディオのインポート画面が開くので、インポートしたいオーディオファイルを選択しましょう。
ちなみに、タイムルーラーがポイントしている場所を先頭にファイルがインポートされますよ。今回インポートしたのは曲の頭からの音源なので、ルーラーを曲の先頭にポイントしておきました。
Ichiからハモリパートも併せて全部で4ファイルもらっているので、同じ作業を四回繰り返して準備はOKです。
これでもらった音源をSONARでミキシングすることができます。
よ~し、やったるでぇ~。
Ichiの声をミキシングする
ミキシングに使った各エフェクターの使い方はリンク先を見てもらうこととして、音源をミキシング作業順に掲載していきますね。
まずはもらったままの素の声。
・病み上がりAメロ Ichiヴォーカル
この音源をミキシングしていきますよ。
イコライザー
周波数ごとに音量を調節して不要な音をカットして行きます。
やさしい歌なのであまりさっぱりした音色にならないように気を付けました。
・イコライジング後
音色が変わらないぐらいに低音をカットして、後は気持ち中音域をカットしました。丁度いい塩梅なんじゃないかと思います。
イコライザーの使い方については以下の記事をご覧ください。
コンプレッサー
音量の大きい部分を圧縮して音量差を揃えます。
フリーのプラグインエフェクトのTDR Feedback Compressor2を使用しました。
・コンプレッション後
このコンプレッサーはとてもいいですね!ちゃんと音量が圧縮されているのにあからさまなコンプサウンドになっていません。いいなぁ~これ。こんなに優れたエフェクターが無料なんてすごいな。
TDR Feedback Compressor2の使い方と、コンプレッサーについては以下の記事をご覧ください。
参考:フリーのプラグインエフェクト「TDR Feedback Compressor2(コンプレッサー)」の使い方
リバーブとディレイ
最後に空間系のリバーブとディレイをかけました。
・リバーブとディレイ後
出来るだけ生っぽい声にしたかったんですが、あまりに生だと他のトラックから浮いてしまうので適度にリバーブとディレイをかけたつもりです。でもヴォーカルトラックのみで聴くと結構かかってますねw
リバーブの使い方については以下の記事をご覧ください。
「病み上がり」完成!!
最後にオケとのバランスと取りながら音量とパンを調節して完成!あらためて音源をどうぞ。
・「病み上がり」(作詞/作曲/歌/Ichi 編曲/町田キリコ)
わたしの歌いまわしとまた違ってとても新鮮です。つーかIchiの曲なんだけどね 笑。
サビにちょっと食ったリズムで入る感じがとてもかっこいいですね!
今回をもって「病み上がり」は真の完成つまり、シン・カンセイ(しつこい)です!元からいい曲でしたが、アレンジすることで原曲とは違った面を出せたんじゃないかと思っています。
次回もお楽しみに!
シン・ゴジラ早く見たいな。