豚バラ肉と小松菜のシンプル炒め
小松菜のおいしさに気が付いたのはいつの頃だったか。
お味噌汁に入っていた小松菜のおいしさに思わず感動したあの日。
他の菜っ葉に比べて苦みが上品なんじゃないかと思うんです。クセの無い苦みというか。そしてその苦みが、旨みと同じような深みのある味を生み出す…みたいな??よくわかんないけど。とにかく大好物なんです。
今日は最近ヘビーローテーションしている、小松菜と豚バラを使ったシンプルな炒め物をご紹介しようかな。
マジで旨いですよ。
前回の記事はこちら。
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豚バラ肉と小松菜の下ごしらえ
豚バラはぜひブロックを使ってください。
好みの厚に調節できるので絶対ブロックの方が使いやすいと思うんですよね。特に、今回の料理では豚バラの厚さも料理のポイントになってくるので。
今回はカナダ産の安い豚バラを買いました。
安物とはいえ気を付けて火を通せば結構おいしく食べられるんですよ。
というわけで、こちらの豚バラブロックを約1cm厚に切り分けます。分量は食べたい分だけ。
で、下味に塩と酒、さらにごく少量の胡椒を振っておきます。
豚バラの下ごしらえはこれにて終了。
引き続き小松菜の下ごしらえです。…が、まぁ、ただ切るだけです。
火の通りやすさが違うので、一応茎と葉を分けておくといいですよ。単純な料理ってこういう一手間が活きてくるんですよね。
豚バラと小松菜のシンプル炒め 調理開始!
準備は完了!早速作っていきましょう。
まず下味をつけた豚バラ肉をフライパンで焼いていきます。
↓
そしてしばらく豚バラを動かすことなく我慢。焦げ目がつくまでじっと我慢。牛のステーキを焼くような気持ちでとにかく我慢。
いい感じになってきたらひっくり返します。
今日は軽く焦げ目がついた程度ですが、本当はもうちょっと真っ茶色になるまで焼いくほうがおすすめです。カリッというかサクッというか、豚バラが自分自身から出たラードで揚がるような形になってとてもおいしいですよ。ここで1cmの厚みが活きてきます。厚切りなので表面に焦げ目をつけても中はふっくら仕上がるというわけ。
片面をしっかり焼いていればこの時点でほとんど火は通っているはずなので、ひっくり返した後は軽く火を通せばOKです。
フライパンからいったん取り出しておきましょう。
火を通し過ぎると肉が固くなってしまうので気をつけて下さい。もちろん歯ごたえのある肉が好み、という方はこの限りではありません。
豚バラ肉を取り出したあとのフライパンにはコクのあるラードが出ています。これを利用して小松菜を炒めましょう。
↓
ラードをこのままの量で使うととても脂っぽくなってしまうので、適切な量に調節します。取り除いたラードは後日チャーハンにでも使えば無駄がありません。コスパなんだよなぁ~。
で、このフライパンで小松菜を炒める。
↓
火の通りずらい芯からフライパンに投入し、しんなりとしたら葉と豚バラを追加。素早く炒め合わせたら酒、しょうゆで味付けします。始めに酒を入れ、アルコールと一緒に臭みが飛んだところで醤油を一まわし。鍋肌?フライパン肌?から入れて、しょうゆを焦がして風味を出します。
これで出来上がりです。味付けは酒と醤油だけ。簡単でしょ。
豚バラと小松菜のシンプル炒め 実食!
盛り付けは別々にすると食べるときにお好みで工夫できるのでおススメ。
料理ってこういう一手間も贅沢感を醸し出す重要な要素だと思うんです。たしかに口の中に入っちゃえば一緒なんだけど 笑。でも、私の場合こういう作業自体がすでに楽しいという…フライパンから豚バラと小松菜をチマチマ仕分けしながら口元には不敵な笑みが。キモイ。性格なんでしょうかね~。
ちなみに付け合わせはワサビとゆず胡椒と七味。
個人的に一番好きなのは七味ですが、どれも合います。
それでは、豚バラが冷めないうちに食べましょう。
いただきます。
小松菜を一つまみ取り、豚バラにくるんで七味を軽くつける。それをパクッと。
…
…うん!今日も上手に出来ました。
本当にヘビーローテーションしているので、この料理に関してだけは火の通り加減も味付けもほぼ好み通り、我ながら完璧です 笑。豚バラ肉の表面はカリッと香ばしく、中はしっとり柔らかく。ともすればしつこくなり過ぎてしまう芳醇な油分が小松菜の苦みでいい感じに活かされています。甘みと苦みのバランスが絶妙です。
豚バラはもちろん美味しいんですが、この料理の真の主役はもちろん小松菜!
シャキっとした歯ごたえと、新鮮で上品な苦み。豚バラの旨みとの相乗効果でもう…たまらん。マジで止まらん。
小松菜好きの方はぜひお試しください。おつまみにも最適ですよ。
ごちそうさまでした。