鶏もも肉と大根とニンジンの煮物
外は雨です。結構降ってます。
ちなみに仕事帰りにばっちり降られちゃって結構濡れました。
早く梅雨明けして欲しいような、でも暑い夏が来るのはとても嫌だし、でも既に暑いんだから湿気が無くなるだけいいかな~なんて思ったり…。まだ見ぬラニーニャを思って憂鬱になってみたり…。微妙な心持です。
今日はキリコ流の煮物の作り方でもご紹介しようかな。
美味しい煮物のコツはとにかく「下茹で」。
たぶんね。
前回の記事はこちら。
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材料を下茹でする
今回の下ごしらえはとにかく下茹でがメインです。冒頭にも書きましたが、わたしは「煮物は下茹でさえしておけば間違いない」ぐらいに思っています。
今日の材料は鶏もも肉と大根とニンジン。
さっそく料理していきましょう。
鶏肉はもも肉を使用します。
時に脂っぽ過ぎることもあるもも肉ですが、煮物にはやっぱりもも肉がテッパンですよね。お料理上手さんたちは胸肉とかでも上手に出来るのかもしれませんが、私がやるとパッサパサになっちゃうんですよ。
食べやすい大きさに切ったら鍋に沸かした熱湯の中にドボン。もちろん皮は付いたままです。余分な脂を取る、みたいな繊細な作業も特にしていません。
鶏肉の場合は下茹でというより熱湯で洗う感じ。
ちょっと色づいたらすぐ取り出して、流水でさっと洗った後キッチンペーパーで水気を取っておきます。やっぱりスーパーで売ってる普通の鶏もも肉ってどうしても鶏臭いですよね。こうしておけば余分な脂と一緒に臭みも取れますよ。
続いて大根とニンジン。
こちらはしっかり下茹でしましょう。
目的は味を染みやすくするためです。大根などはもちろん時間があればはたっぷり下茹でしてもいいと思いますが、わたしは大根とニンジンを一緒に10分ぐらい軽く下茹でします。このぐらいの時間なら日々の夕食でも調理可能だし、味が染みるっていう効果としては十分だと思うんですよね。
茹で終わったらザルに取って乾かします。とにかくこの乾かすっていう工程が重要!
乾いた根菜類が煮物の美味しい汁と鶏の出汁をすっげぇ吸うんですよ。下茹ですることで柔らかくもなるしね。
以上、下茹で終わり!絶対やった方が美味しいと思います。
鶏もも肉と大根とニンジンの煮物 調理開始
後は茹でるだけ。
下茹でをしっかりしておけば適当に煮ても上手にできる…はず。一応わたしの作り方をご紹介しますね。
まずは水・酒・みりん・砂糖で煮ます。
出汁で煮てもいいと思うんだけど、わたしは鶏もも肉の出汁を生かす形にしたいのでカツオや昆布など他の材料で取った出汁は使いません。使っても美味しいと思うんだけどね。何より出汁を取らなくていいからこの方が簡単でしょ。
下茹でしてあるのでそんなに灰汁は出ませんが、出たらしっかり取り除いておきましょうね。
材料が柔らかくなって来たらちょっとづつ醤油を追加。
わたしは醤油は様子を見ながら少しずつ入れます。
煮詰まると味も変わってくるのでこの方が失敗しないし、何より少しずつ入れていった方が味が染みるような気がするんですよね。
10分毎ぐらいに味を見ながら醤油を追加すること3回目。いい感じになりました。
もちろん時間がある方はここで一旦しっかり冷ましておくとより一層味が染みますよ。
さぁ後は食べるだけです。
あ、ちなみに画像を撮るために鍋をオープンにしていますが基本的には落し蓋をして煮ています。
アルミホイルでざっくりと。煮詰めたいので菜箸でつついて穴を開けました。
以上、補足でした。
鶏もも肉と大根とニンジンの煮物 実食
みりんと砂糖が効いていい照りです。
早速いただきましょう。
…
…美味しい。
もう何も言うことが無い。
鶏の出汁が効いてるんだけど、一度熱湯に通してあるから決してしつこくなく、臭みも無くさっぱりとしてコクがある感じ。その美味しい煮汁を下茹でした大根とニンジンがしっかり吸っています。
工夫と言えば下茹でしただけなんですけど、自分が和食の達人なんじゃないかと勘違いする出来。
ご飯のおかずはもちろんおつまみにも最適ですよ。
是非作ってみて下さい。
ごちそうさまでした。