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最新音源「フリーBGM」より【2024/01/20更新】 01/20更新

腹式呼吸のメリット

歌が上手くなる方法

Sing3 腹式呼吸

今日はちょっとDTMをお休みして、腹式呼吸について書いてみます。

歌と言えば腹式呼吸。腹式呼吸と言えば歌。っていうぐらい歌には大事だとされる腹式呼吸。わたしも例に漏れず腹式呼吸を意識して歌っていますが、よく考えると胸式呼吸と何が違うんでしょうか。

腹式呼吸で歌うと一体何が良くなるのか、自分なりに考えてみました。

 

前回の記事はこちら。

喉が疲れた時の対処法【それでも歌いたいとき】

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胸式呼吸と腹式呼吸

まずは言葉について整理しておきましょうか。

息を吸った時に肺が横に広がって、胸の方に息が入る感覚になる呼吸が胸式呼吸。息を吸うときに上半身が緊張して、俗にいう「肩で息をする」状態ですね。

対して息を吸った時に肺が下に広がって、お腹の方に息が入る感覚になるのが腹式呼吸です。

当然ですが実際にはどちらの呼吸でも同じように肺に空気が入るので、「腹式呼吸」とは呼びますがお腹に息が入るわけではありません。当たり前ですけど。ですが肺が下に広がるのと同時に横隔膜が下がるので、お腹は実際に膨らみます。人間の体って不思議。

腹式呼吸のやり方

次に腹式呼吸のやり方について解説します。

上記を踏まえると、息を吸った時に上半身に力が入らないように、肺を下の方に膨らませる意識で呼吸すればいいだけ。

やり方としては実際にお腹に手を当てながら、息を吸うときにお腹を膨らませるようにしながら吸います。息を吸いきったら今度は、膨らんだお腹をへこませるようにゆっくり息を吐きます。この時決して上半身に力を入れないようにしましょう。

しばらく続けていると、息を吸った時に肺が下の方に広がる感覚がつかめてくると思いますよ。

胸式呼吸が癖になってしまってどうしても腹式呼吸が上手く行かない、という場合は、上記のやり方を床などに仰向けに寝そべって行ってみましょう。いくらかやりやすくなると思いますよ。

腹式呼吸の何が歌に良いのか

本題です。

同じように息を吸って吐くだけなのになぜ歌う際は腹式呼吸の方がいいのでしょうか。

わたしが腹式呼吸に感じているメリットは以下の2点です。

(ここからは完全にわたしの個人的な主観なので、そのつもりで読んでみて下さいね。)

声帯に当てるべき適切な息の量をコントロールできる

わたしの中ではこれが一番のメリットかな。

「声帯に当てる」っていう表現が適切かどうかわかりませんが、つまりは歌う際に適切な息の量をコントロールできるってこと。

 

声帯って笛みたいになってるんですよね。

「声帯」で画像検索すると資料がたくさん出てくるので、見たことのない方は一回見ておくとイメージが沸いていいかもしれません。

わたしは歌うときに実際に笛をイメージして歌っています。「声帯で口笛する」、みたいな感じかな。

で、その際重要になるのが息の量。口笛って出したい音程に対する息の量が適切じゃないとちゃんと音が出ないでしょ。少なすぎても音にならないし、逆に強すぎても唇のフォームが維持できず音が壊れちゃう。わたしは歌う時も全く同じイメージです。(あくまで主観なのでそれが声楽的に正しいかどうか、みたいなことはわかりません。)

 

この息の量をコントロールするのに腹式呼吸が適しているんですよね。

 

わたしの場合は胸式呼吸で歌うとどうも息を強めに出してしまう癖があるみたい。声帯に適切な息の量をピンポイントに当てることができず、それを無理やり押さえ付けようと喉に変な力が入ってしまいます。

対して腹式呼吸だと息の量を比較的細かくコントロールすることが可能です。なので「声帯の口笛」が胸式呼吸に比べて上手に出来るんですよ。その結果、無駄な息漏れ…っていうのかな?とにかく余計な息を使わなくて済むようになるのでロングトーンも胸式呼吸に比べて歌いやすくなります。

胸式呼吸で歌っている方で、歌うときに喉に変な力みがある方、またロングトーンを歌うときに息が続かなくなる方は、歌う際の息の量が適切でない可能性があります。

ぜひ腹式呼吸で、息の量をコントロールする意識で歌ってみて下さい。改善されるかもしれませんよ。

上半身と喉周りに余計な力が入らない

胸式呼吸では上半身が緊張するので、胸式呼吸で歌うとどうしても歌う際に上半身と喉周りに余計な力が入ってしまうんですよね。

声帯を上手に使おうとするとこれが結構致命的。

上半身や喉周りに余計な力が入ってしまうと、口笛でいう口にあたる、声帯のフォームを適切に保つことができません。結構繊細な器官なんでしょうね、きっと。口笛でもそうでしょ?きれいな音を出そうと思ったら口の形をかなり調節しますよね。あの時にほっぺに力入れてたら出来ないでしょ。あんな感じになっちゃうわけ。

腹式呼吸の場合は上半身の力は全くと言っていいほど使わないので、声帯周辺の筋肉と、あとは発音するための口周りの筋肉以外はリラックスした状態で歌うことが出来ます。

必要な筋肉を必要なだけ動かすってどんなスポーツでも大事ですよね。たぶん。歌うときも同じだと思うんです。必要でない部分がリラックスすることで、必要な筋肉をより繊細に使うことが出来る気がします。

 

他にもあるんだろうけど、わたしが感じている腹式呼吸の主なメリットは以上の2点かな。

とはいえ、いつも気をつけて歌っているつもりなんだけどなかなかね…。曲調やキーに気持ちが左右されちゃって、気づくと今書いてきたことなんか完全無視で歌っていることもしばしば。「あ、こりゃまずい」とか思って慌てて修正するんだけど、その時にはもう声が枯れてたりして。難しいもんですね。もっと練習しなきゃな。

 

以上、今日は腹式呼吸について考えてみました。

※しつこいようですがあくまでわたしの主観です。ご了承くださいまし。

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