歌っているとどうしても力んでしまう【ロックな気持ちをなんとかしたい】
今日は愚痴を書きます。
前回の記事はこちら。
→ディレイの使い方を勉強し直してボーカルに微妙な距離感を演出したい
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歌についてどうしても乗り越えられない壁がある
わたしは、何に関しても基本は独学です。
大人になってからこうなったわけではなく、小さい頃からずっとそうでした。きっとこれから先もそうでしょう。
「誰かに教わるのが嫌だ」とかいうわけでは決して無いんだけど…なんて言うんだろう。
まぁそれはいいか。
そんなわけで、歌うということについてもずっと独学で練習しています。
歌って、録って、聴いて、絶対気に入らない部分があるのでその原因を探って、修正して、また歌って、録って。延々と繰り返す中で本当に一進一退、少しづつ自分の中での正解に近づいてきている実感はあるんです。自分が表現したい音楽に適した声が出せるようになってきている手ごたえは、ある。
でも。
気持ちに押されて冷静に歌えないのです
やっぱりテクニックよりも気持ちですよ。
歌って本当に気持ちがそのまま表れてしまうでしょ?それがマズい。
まず、わたしの声の一番の特徴はハイトーンであるということ。これは練習で高くなったわけではなく、元からの声質によるものです。とはいえロック的な強い声はとても苦手。優しい声が元々の声質なのでしょう。
そしてわたしの声にはもう一つ大事な特徴があり、それは喉が弱いということ。
つまり、そもそもロックな歌い方を攻めない方がいいんだな。無理して歌っていい結果になったことがありません。
しかし。
…わたしは元来ロックが好きなのです。
自分の表現、という意味ではないですよ。
もっと娯楽的な意味なのですが、いずれにしてもわたしはロックが好きです。
曲がどんどん盛り上がり、サビの最高音で声も潰れんばかりにシャウトするあの感じが、聴いている分には好きなのです。しつこいようですが自分の表現とは違います。が、それが好きなばかりに、歌に没頭するとどうしてもロックな歌い方になってきてしまうのです。
これはねぇ、たぶんモノマネなんだな。
自分のモノマネ。
自分を投影している自分のモノマネ。ややこしい。
稲葉さんや桜井さんや田中さんが歌う姿をまず想像し、そんな風に歌っている自分を想像し、そしてその自分のモノマネをする感じ。なりきってしまうんですね。
しかし、わかっていてもこれはなかなか治るものではありません。
こういうことって歌に限らず日常的に起こりうるでしょ。っていうかほとんどの人はどこかどこかで自分モノマネしてるはず。自分の理想を映した自分のモノマネ。気持ちの問題は根深いんだ。
…なんだかまとまらなくなってまいりました。
つまりは、曲調や気持ちに押されてどうしても歌う時に力んでしまい、思ったように歌えないパターンが多いんだ、ということを書きたかったのである。
もっと冷静に、自分のノドからどんな声が出ているのか、それが歌詞にのってどう響くのか、頭ではなく体で自然に感じられるようになりたい。
未だ心のどこかで「最高音では声も千切れんばかりに歌うほうがかっこいいし楽しい」というロックな価値観(決して馬鹿にしているわけではありません。繰り返しになりますがわたしもそういう曲が大好きです)が体に染みついているんだろうと思います。向いてないのにねぇ。
まぁ文字にして何かが変わるわけでもなし。そもそも以前の記事にも似たようなことを書いている気がします。壁が高いんだなぁ。
気を付けながらも楽しんで歌うしかないなぁとは思っていますが。
それでもまだギターよりは歌の方がマシだっていうんだからもう…どうなっているのやら。
以上、愚痴でした。
それでは 笑。