ウォーミングアップにもなるギターの練習フレーズ
わたしは基本的に「クロマチック練習」の様なメカニカルなフレーズを使用しての練習はしていません。
決してそれをする必要が無いからというわけではなく、単純に飽きてしまうからなのですが、今日はそんなわたしがギターを始めた頃から唯一続けている練習フレーズをご紹介しようと思います。
ギターを弾き始める前のウォーミングアップという意味でもおすすめ。
前回の記事はこちら。
→軽快なギターストロークのコツ【たまには右手を視認してみる】
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ウォーミングアップにもなる練習フレーズ
まずは以下のタブ譜をご覧ください。
・基本の形
1フレットは人差し指、2フレットは中指、3フレットは薬指、4フレットは小指で押さえるようにします。まぁ普通のポジションですよね。
一応調号なんかも記載してみましたが、キーには大した意味はありません。このフレーズのひと固まりを基本の形としてフレーズを半音ずつ上がっていき、良きところでまた半音づつ降りてくるという流れで弾きます。わたしの場合は人差し指が12フレットにくるまで上昇し、その後1フレットまで帰ってきます。
・人差し指が12フレットになるまで上昇したら下降して元に戻る
譜面は5、6弦を使用したポジションですが、わたしはさらに3・4弦を使用したポジション、また1、2弦を使用したポジションでそれぞれ弾くようにしています。一通り終わるとかなり指が温まりますよ。
ウォーミングアップも兼ねているので自分の弾きやすいテンポで、軽く弾くのがポイント。弾いている途中に変に左手(または右手)が疲れてしまうようなら意識して力を抜いたほうがいいかもしれません。
以下、このフレーズを弾くにあたって特に気をつけるべきポイント2つをご紹介しておきます。
左手を押さえると同時にピッキングする
これは何かというと、つまりは左手と右手のシンクロのことです。
このタイミングが合わないとプリングしてからさらにピッキングしたような「トゥイトゥイ」みたいな音になったり、または音が汚くなったりします。
・トゥイトゥイ(かなり極端)
これ、弾くのがとても難しかった…。
わかりやすくしようとした結果極端になり過ぎてしまったかもしれませんが、これ以上は上手に表現することができませんでした。察してください。ドントシンク…フィール!
左手を押さえると同時にピッキングするとこんな感じの音になります。
・左手を押さえると同時にピッキング
それでも下手は下手なのが悲しいところですが、言いたいことはわかっていただけたんじゃないでしょうか。
ピッキングの強弱が一定になるように意識する
特に弦を行き来する直前などでしょうか。ボケーっと弾いているとどうしてもピッキングの強弱にムラが出てきてしまうもの。そのムラをできるだけ少なくするように意識してピッキングする、ということです。
・ピッキングの強弱にムラがある状態(またしても極端すぎたか)
・ピッキングの強弱が一定になるように意識して弾いてみた
気を付けるのは以上2点です。
フレーズ自体はとても簡単。左手の運指についてはさほど考えることは無いと思いますので、右手のピッキング関連のことに注意して弾くといいと思います。
今まで書いてきたようなことに気を付けつつ、最後に1・2弦を使用してもう一度弾いてみました。
・1、2弦を使用した練習フレーズ(上昇のみ)
見よ!このミスピッキングの嵐!
正直何度か録り直せばもう少しマシな音源になったのですが、このぐらいの方が「何がどうなるとダメなのか」がお伝えできると思いこのまま掲載します。まぁこれこそが実力ということで…。
わたし自身、このフレーズを毎日かかさず弾いているというわけではないのですが、ギターを始めた頃から気が付いた時には弾くようにしています。何事も継続は力なり。続けているとある時ふと自分の成長が感じられる瞬間があり、やる気も出るってもんじゃないでしょうか。
ぜひお試しください。