【歌練習まとめパート1】今一度、以前の歌い方を振り返ってみる
今回より、約半年に亘ってお送りしてきた歌練習シリーズのまとめに入ろうと思います。
第一回の当記事では前段として、いわゆる「Before」に当たる、本格的に歌練習を始める前の歌い方を振り返っておくことにしました。
前回の記事はこちら。
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半年前はどのように歌っていたのかを振り返ってみる
今まで、わたしは歌(特に技術に関する部分)についてはそれほど深く考えてきませんでした。
しかし、DTMを始めて自分の歌と向き合う時間が増えて以来、そのツケを払わされるかの如く自分の歌声に対して溜まっていく不満…。
意を決して「根本から歌い方を見直してみよう」と決心したのが去年の11月頃なのですが、じゃあそれまではどんな歌い方をしていたのか、また、その歌にどんな不満があったのか。少し思い出しながら書いてみることにします。
声を思いっきり前に飛ばして歌っていた
始めに書いておきますが、わたしはただの音楽好きの素人です。
歌の専門家でも無ければ医療に明るいわけでもありません。頼りにしているのは自分の感覚のみ。専門の方から見れば随分おかしなことを書いているやもしれませんが、その辺りは大目に見てくださいね。そしてぜひとも鵜呑みになさらぬよう。あくまで個人的な話ですから。
というわけで。
お話を始める前に、まずはこんな図を用意してみました。
毎回「あくまで個人的な感覚」と銘打ってはおりますが、あまりにアバウトなんじゃ自分的にも腹落ちしないなぁ…と今まで反省していたこともあり、ある程度それっぽい図を作ってみました。恐らく実際と遠からず近からずの出来になっているはず。
ここに半年前の歌い方イメージを重ねるとこうなります。
■半年前の歌い方が比較的わかりやすい音源3つ
・ネイル(作詞/作曲/編曲 町田キリコ)
・急行列車の休日(作詞/作曲/編曲 町田キリコ)
・チルドレン(作詞/作曲/編曲 町田キリコ)
ポイントは以下の通り。
音高が高くなるほど思い切りよく前に出す
この歌い方はわたしの長年の歴史で勝手に出来上がった「気持ちよさ重視」の歌い方です。音高が高くなればなるほど、気持ちのテンションが上げれば上がるほど、思い切りよく声を前方向に飛ばすイメージで歌っています。基本的に声を大きくすればどんどん高い声が出ます。その代わり非常に疲れます。
息をたくさん吐いて喉全体を広く使う
喉を広く開けて、大きな通り道に大量の息を吐いて歌っています。なので非常に大きい声がでます。そしてすぐ息が切れます。
喉から口の中にかけて響いているっぽい
声の中心は図の通り喉(感覚的にはピンポイントに声帯の辺り)にあり、そこから喉全体、主に上方に向かってボワーっと響いています。その余波が口まで届いている印象です。
この歌い方(歌声)に対する不満
まず第一に、上でも何回か書きましたが、とにかく疲れる!
全体的にノートの高い曲を一曲歌い通すと、軽い酸欠を起こすレベル。もちろん疲れてしまって歌いきれないこともありました。喉の疲弊も半端ではなく、下手をするとカラオケで数曲歌ったら喉が枯れてしまったり…。
もちろん歌声についての不満もあります。
いつもの感覚論になってしまいますが、なんだか全体的にモワッとしていませんか。歌声の密度が低いというか。
今思うと、恐らく喉で作られる響きが原因だったのかなぁという気がするのですが、声の芯をぼやけさせるような、自分的に好きではない響きなのです。
以上、以前の歌い方についてまとめてみました。
特にポイントの4番目「この歌い方(歌声)に対する不満」があったからこそ今回の歌い方の見直し作業を始めたわけですね。
DTMを趣味として楽しむようになり、上記の様な不満が蓄積された結果、「もっと自分にあった歌い方があるのでは」という思いがいつしか確信に変わった、みたいな感じ。
次回はこれを踏まえて、こんな不満を解消しようと励んだ半年の歌練習の結果、歌声と歌い方がどういう風に変化したかをまとめてみようと思います。
それでは。