デューセンバーグ(Duesenberg)V-Caster
今回はわたしが使用しているギター「デューセンバーグ(Duesenberg )V-Caster」についてもうちょっと詳しくご紹介しておこうと思います。先日の記事ではきっとザックリしすぎですよね。せっかくなので。
Tri-Toneっていうデューセンバーグ独特のコントロールの使い方の解説や、各ピックアップ毎の音色もより詳しく掲載しますよ。
ちなみにこのV-Caster、もうメーカーの方で生産終了となっており果たしてこの記事自体に需要があるのか疑問な部分がありますが、誰かの参考になれば幸いです。
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デューセンバーグ V-Caster 各部の説明
まずは各部の説明です。
背面はシンクロナイズド・トレモロユニットのバネ部が露出しているタイプです。ヘッドの番号はシリアルナンバーかな。
先日の記事でもご紹介しましたがデューセンバーグ(Duesenberg )はドイツのメーカーで、ギターに使用してる全パーツを自社開発しているそうです。そのせいか手に持ってみると各部が非常にしっかりと作られており、カッチリとした印象があります。
ちなみにフレットのハイポジションはボディー部分がはみ出す作りになっており、弾きにくいです。高い音を早引きでブチかましたいあなたは違うギターを買った方が無難です。
ピックアップはP90タイプが3基搭載されています。深みのある、どちらかというと甘めの音が特徴でしょうか。
冒頭に書いた通り”Tri-Tone”コントロールという独特な方法で、センターピックアップの音を混ぜていく形で音色を作ります。次の項で詳しくご紹介しますね。
ちなみにわたしはこのギターを中古で購入したので、ボリュームとトーンのツマミは恐らく以前の所有者の方が変更しており、オリジナルの物ではありません。
“Tri-Tone”コントロールの使い方
まず以下の画像をご覧ください。
ピックアップセレクタは見ての通り3wayですが、真ん中はセンターピックアップではなくフロントPUとブリッジPUのミックスになっています。
じゃあセンターピックアップはどう使うのって話なんですが、画像の左部をご覧ください。
向かって一番左のつまみが”Tri-Tone”ツマミです。
このつまみはセンター部にカチッと止まるポイントがあり、そこからフロント側に回すとセンターPUのボリュームコントロール、リア側に回すと通常のトーンコントロールになっています。必要に応じてセンターPUのボリュームを上げることで、センターPUの音を混ぜていくといった形の使い方になるわけです。
例)PUセレクタを一番右(ブリッジ)にしてセンターPUボリュームを上げるとブリッジとセンター二つのPUをミックスした音色に、PUセレクタを真ん中(ブリッジとフロントのミックス)にしてセンターPUボリュームを上げると全てのPUをミックスした音色になります。
デューセンバーグ V-Casterの音色
以上を踏まえて最後に音色をご紹介しますね。
前提としてはギターはエフェクターやアンプを通さずオーディオインターフェイスにライン直結しました。カッコ悪い音ですがその方がわかりやすいのかなと思って。また、ボリュームコントロールはマックスです。センターピックアップを混ぜたパターンのセンターピックアップボリュームも同じくマックス。
1通常のストローク→2単音弾き→3カッティングの順で弾いています。各音色はできるだけ同じように弾いたつもりですが、アドリブなので微妙に違ってます。すいません。
それではどうぞ。
PUセレクタ:フロントピックアップ
ピックアップセレクタをフロントにした状態の各音色。
・フロント
・フロント(トーンダウン)
・フロント+センター
PUセレクタ:フロント+ブリッジ
ピックアップセレクタをフロント+ブリッジにした状態の各音色。
・フロント+ブリッジ
・フロント+ブリッジ(トーンダウン)
・フロント+ブリッジ+センター
PUセレクタ:ブリッジ
ピックアップセレクタをブリッジにした状態の各音色。
・ブリッジ
・ブリッジ(トーンダウン)
・ブリッジ+センター
いかがでしたでしょうか。
やっぱり鳴りの深い甘い音が特徴なのかなと思います。音色的には大体のジャンルをカバーできるんじゃないでしょうか。個人的にはセンターを混ぜたハーフトーン的な音色が気に入っています。
あと全然関係ないんですが記事を書きながら改めて自分のギタープレイを聴いていたら下手くそすぎて悲しくなってきました。ガチで落ち込んでいます。せっかくDTM始めたんだからちゃんと練習しないと。
そんな決意をしたある日の朝(この記事は朝4時に書きました)。
おじいちゃんか。