自作防音室に吸音材(ウレタンフォーム)を追加
今日はお休み。
何となく気が向いたので、自作防音室に関してずっとスルーしていたいくつかの問題を解決したいと思います。
前回の記事はこちら。
→リフレクションフィルターを自作防音室にセッティングする【パート2】
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自作防音室の問題いくつか
1つを除いては本当に些細な問題なんですよ。
放っておいてもいいのですが、せっかく気が向いたので。気が向くことなんて滅多に無いんだから。この機を逃したら次は10年後かもしれないのだ。
1.室内灯が暗い
自作防音室内には電池式の室内灯が置いてあるのですが、こいつが非常に暗いのです。
画像ではそれほどでもなく見えてしまいますね。実際はもっと暗いです。なんていうか…ムーディー?
雰囲気としては悪くないのかもしれませんが、なんか眠くなっちゃうんだよなぁ。普段と雰囲気が変わってしまうこともマイナス。いつもと同じ気分で歌いたいんだ。ムーディーさは求めていないんだ。
2.ジョイントマットが穴だらけになりそう
こいつをご覧ください。
椅子の足がジョイントマットに食い込み、いたるところに跡が付いてしまいました。椅子を置いた時からわかっていたことなのに面倒で放置していた結果です。情けなや。ダメージが酷い個所ではもう穴が空いてしまいそう…なのですが…なぜだろう。これも実際より軽く見えてしまうな。
本当はもっとデコボコなんですよ。よく見ると気持ち悪いぐらい。
3.リフレクションフィルター自体が響く
最後にガチのやつです。
自分の歌い方が変わったのか、それともリフレクションフィルターの状態が何かの要因(湿気やネジのゆるみなどかなぁ)で変化したのか、いずれにしても、元からの問題であった「リフレクションフィルター自体の共鳴」が馬鹿にならなくなってきました。
レコーディング後の音源だけでなく、リアルタイムに歌っていて気になるレベル。やぱりこいつは防音室の中で使うような代物ではないのかもしれません。もっとも、音の反響に関する専門知識があれば別なのかもしれませんけどね。わたしのような素人にはレベルが高過ぎました。
また何かの機会にご登場いただくとして、悲しいですが一旦撤去するとしましょう。
リフレクションフィルターを撤去する代わりにウレタンフォームを追加
さて。ここからは解決編です。
上記3つの問題を解決すべく、ホームセンターで以下の材料を購入して参りました。
マットレスの再来である!
いやぁ~マジで懐かしい。去年の春のことが思い出されますね。
概算ですがゴムマットが500円、ライトとLED電球合わせて2000円、セメダイン450円、マットレスが1,800円×2で合計6,600円程のお買い物。まぁこんなもんでしょう。
マットレスはもちろん中のウレタンフォームが目当て。リフレクションフィルターをリムーブする代わりに吸音材を増強しようというわけ。
早速、三つ折りのパーツそれぞれに付いているジッパーを開けてウレタンを取り出してみると…あれ?
青かぁ…。すっごい嫌。
前回白だったので今度も白だとばかり思っていましたが…違うパターンがあるとは思いもしませんでした。白でも結構嫌だったのに、青って。しかも薄~い青。
むむむ…。
しかし本来の目的と違う使い方をしているので誰にも文句は言えません。例えば「中のウレタンの色が嫌だから返品で」なんていい大人のセリフじゃないでしょ。赤や黄色でなかっただけ良かった、ということにしましょう。
気持ちを切り替えて。
ライトは電球を購入したLEDに変えておきました。
ぜひLEDにしたかったということではなく、最初からセッティングされていた電球が電球色だったため止む無く購入したのです。もうムーディーはこりごりなんだぜ。
下準備はこんなもんかな。それでは作業を始めます。
…
…え~、はい。
突然ですが完成です。
ええ、いつものアレです。
作業に熱中するあまり、過程の画像を全く撮っていませんでした。すいません!
まぁ見ての通りなんですけどね。裏技的なことは知らないし出来ないので、本当に見ての通りのことしか行っておりません。
唯一、ウレタンフォームをどこに追加するかで結構悩みましたが、結局一番声が当たるであろう前面部分を集中補強することに。
二枚の重ね張りです。上には斜めに切って張り合わせた、いわゆる「屋根」を取り付けてみました。接着しなくても安定したのでそのまま乗せてあります。結果、ウレタンフォームが1枚残ってしまい、捨てるのもなんだったので防音室の下部に添わせる形に配置しました。こちらも接着はしていません。
ライトはリフレクションフィルターを設置するために作成したポールを利用して設置。
ゴムマットは4つに切ってそれぞれ椅子の足の下に敷きました。
とはいえ、ついてしまった傷は直りそうにありません。時間の経過とともに少しは軽減するかもしれませんが…おそらく後の祭りでしょう。
今回の補修は以上です。
ウレタンフォーム追加前リフレクションフィルター有り・無しと、ウレタンフォーム追加後(もちろんリフレクションフィルター無し)で音源を録り比べてみたので、最後にお聞きください。
・ウレタンフォーム追加前・リフレクションフィルター有り(A)
・ウレタンフォーム追加前・リフレクションフィルター無し(B)
・ウレタンフォーム追加後・リフレクションフィルター無し(C)
・AとCを交互に
・BとCを交互に
音源は以上です。
なんだろう…専門知識が無いので適当なことは言えませんが、ウレタンフォームって高音域の方により強く作用するのでしょうか。もしくは低音域のパワーが強いのか。いずれにしろリフレクションフィルターを初めて設置した時と感触は一緒。つまり、低域に比べて高域がよりまろやかになり(減衰し)、結果として音の密度が上がった印象です。ヘッドフォンを付けて聴いていただくとよくわかると思います。
これは個人的には満足のいく結果ですね。よかった。
しばらくはこの環境でレコーディングをする予定。また何か変化がありましたら記事にて報告しますね。
それでは。