軽快なギターストロークのコツ【たまには右手を視認してみる】
ギターの記事はとんとご無沙汰していましたが、専らストロークの練習を続けています。
ここ最近、ジャズ好きな父とセッションをする機会が増えました。
父はジャコパストリアスよろしくベース(ジャコとは異なりウッドベースがメインですが)でメインメロディを担当。ならばリズムギター担当のわたしとしては、軽快でリズミカルなストロークなりブラッシングなりを一発かましてやりたいわけです。
軽快なストロークをするためには、やっぱり右手が重要ですよね。
手首を軽く、ピックも軽く持ちつつ「ジャッ」っと子気味良く切るようなストロークが理想なのですが、これがまた…やるべきことはわかっているのになかなか上達しません。かなり改善してきたとはいえ、長く弾いていると気づかないうちにピックがずれてしまったり、当たりが悪く低音弦だけ(または高音弦だけ)強く鳴ってしまったり。
今日はここ最近ストロークを練習する際に、わたしが気を付けているちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
このコツのおかげで上記の様な問題が徐々に改善しつつあります。
前回の記事はこちら。
→弦を張り替えたらどのぐらい音色が変わるのだろうか【使い込んだ激安弦 → 新しいDaddario弦】
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ストロークの際に右手の動きを視認していますか?
というか、そのコツは正にこの記事のタイトル通り、ストロークの際に右手の動きを視認する、というだけのことなのです。
みなさんはストローク練習の際、右手の動きをちゃんと「視認」していますでしょうか。
わたしの経験上、これが意外と見ていないものなんじゃないかなぁって思うんですよ。
とかく右手の動きについては「手首を軽く」とか「手の水を払うようにスナップを効かせて」とか「反動を効かせてすばやく」とか、どうも感覚的になりがち。もちろん感覚も超重要だとは思いますが、その感覚と実際の動きをシンクロさせるためには、たまに視認してあげることがとても重要ではないかと思うのです。
視認する際に特に注意するポイント3つ
わたしは特に以下のポイントに気を付けながら視認しています。
・手首を振る感覚と実際の動き
手首の力は極力抜いて柔らかく使うべし、とは昔から言われていますよね。
確かにその方が音も良いと感じるので意識して力を抜くようにはしています。
しかし、「今日はどうも音がノらないなぁ…」という時に改めて右手の振りを見てみると、わたしの場合かなりの確率で手首が固い動きになってしまっているんです。自分では柔らかく動かしているつもりでも感覚と実際の動きがシンクロしていないということですよね。
そんな時は簡単なコードを抑えつつ右手の動きを注視し、ゆったりとしたテンポで練習します。見た目にも手首が軽く使えているときは、弾く感覚が楽しくてやめられなくなります。
・ピックが当たる深さと角度
視認しながらストローク練習をすることで、「ピックにこの程度の手ごたえを感じるときは、このぐらいの深度と角度でピックが弦に当たっているんだ」という感覚が養われます。もちろん正確には見えませんが、雰囲気を掴むことは可能です。
わたしはこの練習方法を始めてまだ一ヶ月あまりですが、以前に比べてかなりコントロールが効くようになりました。結果ピックがずれることもさらに少なくなりました。
・アップとダウンの動きがある程度均一かどうか
アップとダウンは完全に同じ動きであるべきかどうかはわかりませんが、あまりに動きが違ってしまうと、例えば1弦と6弦で全然響きが変わってしまったり、アップ(またはダウン)時にスカってしまうようなミスをしがちです。
逆に言うと、自分では均一なアップダウンを繰り返しているつもりでも、上記の様なミスをするときにはそうなっていないことが多く、視認すると一目瞭然でわかります。
ゆっくりしたテンポで同じ動きになるよう補正しましょう。
以上3点です。
共通するのは無理のないテンポでリラックスして行うこと。
忙しいテンポになるとどうしても無意識に悪い癖が出てしまうため、ゆっくりとしたテンポでしっかり視認しつつ自分なりの正しいフォームを見つけ、それを癖にしていく感じでしょうか。
わたしはこの練習をして一ヶ月でだいぶストロークの響きが変わりました。
というかストロークをする感覚そのものが変わりつつあり、弾くのがとても楽しいです。ま、逆に言うと今までそれだけ下手だったということでもあり…。
しばらくこの練習を続けようと思っています。
よろしければお試しください。