Fender Super Champ(小型)を通してライン録りしてみる
突然ですが、実はわたくし普通のアンプも一応持ってはいるのです。
わたしがギターを始めてしばらくした頃、父のバンド仲間にもらったものです。その人(現在はおそらく65歳オーバーのおじいちゃん)が高校時代に使っていたという年代物。頂いて以来長らく使わせてもらっていますが、最近では滅多に電源を入れることは無くなりました。集合住宅なので、こんなの気持ちよく鳴らせないんですよ。
で。
このあいだ部屋の掃除をする際にふと後ろを覗いてみると、当たり前の様にラインアウトがついておりました。
そりゃあねぇ…そうだろうって感じなのですが、今まで全然その発想が無かったのです。集合住宅でアンプを大音量で鳴らせない(マイクで録音できない)以上、アンプはシミュレーターに頼るしかないと思っていました。
でもラインアウトがあるなら。
そんなに大きい音を出さなくても録れるのでは。
例の歪み問題に何かヒントが見えるかもしれません。いっちょ試してみましょう。
前回の記事はこちら。
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Fender Super Champ ライン録りの音質チェック
それでは早速聞き比べてみましょう。
まずは何も通さずライン録りをしたものから。
・何も通さずライン録り
続いてFender Super Champを通してライン録りしてみます。
設定はこんな感じ。
ラインアウトは確かにPCに繋がっていますが、音はアンプのスピーカーからも出ているため、これ以上ボリュームを上げられません。スピーカーを一時的に外すことができればいいんですけどねぇ…やり方がわからん。
・Fender Super Champ ライン録り(クリーントーン)
「キレがいい」というか「軽い」というか。よく見たらBASSが3でTREBLEが6になっていましたね。そのせいもあるかも。
試しに、同じような設定で始めの生ギターをAmplitubeに通して聴き比べてみましょう。
設定は以下の通りです。
ね。なんか見た目が似てるでしょ。音も似てるんですよ。
聴いてみて下さい。
・Amplitube「American Tube Clean2」
キャビはバイパスし、出来るだけ同じような環境に揃えたつもりです。
こちらの方が音が太く聞こえますね。GAINが5に固定されているからでしょうか。若干歪みもあります。
こうして聴き比べてみると、わたしの好み的にはFender Super Champの圧勝です。
音の軽さが多少気にかかりますが、イコライジング次第でもう少し良くなりそう。それより何より一番の問題はノイズです。物が古いせいでしょうか…かなりノイジーですね。一度楽器屋でメンテナンスしてもらった方がいいのだろうか。おいくら万円かかるのだろうか。あちこち痛んでいそうで恐ろしい。
最後に歪ませた音も聞いてみましょう。
・Fender Super Champ ライン録り(歪み)
う~ん!これは全然好きじゃない!
相変わらずの「BASS3・TREBLE6」設定のせいかもしれませんが、これは微調整してもたぶんダメだな。基本的に好きじゃない。
…ということはですよ。
例えば、Fender Super Champを通してクリーントーンをライン録りしたものにAmplitubeを挿してキャビで鳴らしてみたり、ストンプを追加してみたりっていう使い方はどうでしょう。TH3にもいくつかエフェクターが入っているので、似たようなことが出来るはず。
これはもう少し詰めてみたら面白そうですね。
というわけで今日はここまで!
次回も引き続き歪みギターの音を考えてみようと思います。
それでは!