ピッチを正確に取ろうとしたら声が震えたお話【9月歌練習 #1】
こうなったらもう前段は省略だ。9月も歌の練習します!!
8月中にケリをつけて9月からは再び作曲活動を再開しようというのが当初の目的だったのだが…やはり何事も思ったようにはいかないようで…いや、結局ウダウダ書いちゃってるし!とにかくまだ全然納得できないので練習を続けるってことさね!ヘイヘイ!
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大きな声の出し方を未だに模索中なんだな
前回、自分本来の(であると思われる)声を出すための「フォーム」はかなり固まってきたと思われる、というようなことを書いた。しかし、ここに一つ大きな問題が。
このフォームを崩さないように大きな声を出すのが非常に難しいのだ。
「大きな声を出そう」とする深層意識は、未だに昔の悪い声の出し方に結び付いてしまっているようで、意図せずそのフォームを悪くするような方向に働いてしまい、どうしても狙った声が出せなくなってしまう。
ならば練習あるのみ!ということで前回記事から今日までの期間、声のバランスを崩さぬよう慎重に、少しづつ大きな声にしていこうとトライし続けていたのだが…これがまた芳しくないわけで。なんでだろう?あるポイントからどうしても力が悪い方へ流れてしまう。そうならないように意識すると今度は力を入れるポイントが無くなってしまい声が大きくならない。我ながらなんとセンスの無いことか。
そんな日々を送る中、ある時おもしろいことに気がついた。
大きな声を出そうとしてバランスが崩れた音源を良く聞いてみると、どうやらピッチが下がってしまっているようなのだ。
正確にピッチを取ろうとすると自然に良いフォームになるっぽい
まず、以下2つの音源を聴いてみて欲しい
う~む…もっとわかりやすくなるかと思ったのだが…どんなもんでしょう。
同じ音程を出しているつもりなのだが、フォームを意識した小さい声に比べて、大きい声を出そうとした声って少しピッチが低く聴こえない?ん?うん、「聴こえる」という表現は正確な気がする。…っていうか、これいつもと逆でヘッドフォンするとさらにわからんね。
もっと厳密に言うと音程そのものよりも、歌っている本人の主観では「音程の軸」として認識されている部分が、大きい声を出そうとすると下の方に移動してしまうということなのだ。我ながら何を書いているのだろうか。
じゃあその「音程の軸(だいぶ違うのだが面倒なので以下「ピッチ」と表記する)」が下がらないように意識して大きい声を出そうとするとどうなるかというと。
正直、わかりやすくするために盛った部分もあるが、このように声が震えてしまうのだ。これっておかしくない?なんならめっちゃ大きなヒントじゃない?要するにここを普通に歌えるように鍛えればいいってわけでしょ?
さらにはこんな収穫もあった。
ピッチが下がらないようにしながら大きな声を出すことは現状できない、というのは前述の通りだが、ならばと普通に軽く歌ってみたのが上の音源だ。他のことは特段考えずにとにかくピッチだけ下がらないように(頭の中でイメージした音程が出るように)意識しただけなのだが、自然に自分本来のものであると思われる声になったのである。つまりわたしの場合、アレコレ考えずピッチを正確に当てようとすることで自然にフォームが補正されるらしい。これは普通に便利よな。
正確なピッチで大きい声を出す練習中です
ここでいう所の「正確なピッチ」とは決して「A=440Hz」というような意味でも無ければ、バックトラックに対しての「正確」というような意味でもない。あくまで「わたしが出そうとした音程に対する正確さ」という主観的なものである。ある音程を出そうとした刹那に頭の中でイメージしたその音に対する正確さ。お含みおきを。
というわけで、ここ数日は正確なピッチで大きい声を出す練習を続けていたのである。
少しづつ大きな声を出せるようになってきた。これは「ピッチが下がらないように力を入れるポイントが少しづつわかってきた」という言い換えもできる。ただ、聴いていただいた通り音源の頭とお尻でキーが違ってしまっているので、やはりまだ力を入れる副作用でピッチが下がってしまっているということだろう。もうしばらく練習が必要そうだ。
というわけで今日はここまで。
もしかすると今年いっぱいこんなことを続けることになるのでは…という悪い予感に軽い悪寒を覚えつつ、それでは!