ミートソーススパゲッティをまじめに作ってみる【パスタの季節到来】
わたしの作る料理は基本的に和食です。
が、たまには和食に飽きることもある。
実はここ最近、無性にパスタが食べたい気分に苛まれています。おそらく「パスタの季節」が訪れたのでしょう。理由は特にありません。パスタの季節はいつも突然やってくるものなのです。
具体的には、都会のCafe(キャフェ)で出てくるようなオシャレパスタではなく、どちらかというとたけしのヤクザ映画に登場するような、うらぶれた場末の喫茶店で出てくるような所謂「スパゲッティ」が食べたい気分。
というわけで、今日はミートソースのスパゲッティを作ってみることにしました。
初挑戦です。
前回の記事はこちら。
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ミートソーススパゲッティを作る
今回使う材料は以下の通り。
・牛豚合いびき肉
・玉ねぎ
・にんじん
・にんにく
・ホールトマト缶
・塩、コショウ、顆粒コンソメ、ローリエなど
コスパ重視でハンバーグ用として売られていた合い挽き肉をチョイスしてみました。牛100%はちょっと高くって…。
まずは材料の下ごしらえをしていこうと思います。
材料の下ごしらえ
まずはニンジンから。
皮をむいたニンジンをくし切りにします。
続いてこれを縦に切っていきます。幅は3~4mmぐらいでしょうか。
棒状になったニンジンをくるっと90度回転させて、さらに切る。
そう、みじん切りです。
次は玉ねぎいってみよう。
半分にカットした玉ねぎに縦横の切れ目を入れて…
ザクザクと薄切りに。
そう、みじん切りです。
玉ねぎは小さいものを2個使用したので同じ作業を4回繰り返しました。
最後はにんにく。
皮をむいたニンニクに縦横の切れ目を入れて…
そう。
みじん切りです!
というわけでにんにくはガチのみじんに、それ以外はサイコロ上の粗みじん切りにしました。
…が、それにしても。
ちょっと肉に対して野菜の分量が多かったでしょうか。
作っていく過程でちょうどよくなりそうな気もしますが…まぁいいか、とにかく作っていきましょう。
以上で下ごしらえは終了です。
ミートソースを作る
野菜が多いので、カサを調節するという意味でもしっかり炒めた方が美味しそうですね。
カレーでいう飴色玉ねぎ的なイメージで作ってみましょうか。
オリーブオイルでたまねぎ、ニンジン、ニンニクを炒めていきます。
焦げないように気を付けつつ、弱めの中火で約20分程炒めてみました。
炒まるに連れて水分と一緒に野菜の青臭さが飛び、香ばしい匂いに変化していきます。見た目もいい感じですね。こんなところでOKかな。
合い挽き肉は臭みが出そうなので、別に炒めておくことに。
さらに炒め始めに染み出た脂と水分を、キッチンペーパーで1回だけ拭き取っておきました。
コクや旨みにもなる部分だとは思うんですが、初めにジュワっと染み出るものって肉の臭みもかなり入っているでしょ?まぁ、好みの部分ですね。
ざっと挽肉の全体に火が通ったら野菜類の入っているお鍋に合流します。
フライパンには炒めカスとともに旨みが残っていますので、赤ワインでも沸かしてみましょうかね。
冷蔵庫に入っていた秘蔵のワインを使ったのでなんとなく後ろめたいのですが、とんでもなくいい匂いです。大丈夫、きっとおいしく出来るから。ね。大丈夫。
ワインを煮切ったらこれもお鍋に追加。
さらにホールトマト缶も投入。
備蓄用も含めて2つ買ってきましたが、材料の量的にどう考えても1缶では足りず、結局2缶全部使ってしまいました。また買っておかなくては。
この時点で味をみながら顆粒のコンソメと少々の塩を入れました。この手の煮込み料理に必須のローリエも忘れずに。
ここまできたら後はゆっくり煮込むだけです。
しっかり沸騰し続ける程度の弱火で、このまま約30分ぐらい煮込んだでしょうか。
とろみも付いて大分いい感じになってきましたよ。
「ミートソース」と言うにはまだ少し水っぽいと感じたので、ここからさらに10分ぐらい煮ました。
最後に塩コショウで味を調えて別皿に移しておきます。
なぜ別皿に移すかって??
それは鍋を空けないとパスタが茹でられないからです。
悲しいかな大きいお鍋がうちには一個しかないんですよ…もう1個欲しい(切実)。
後は家族のみんなが帰ってくるのを待つだけです。
楽しみ!
ミートソーススパゲッティ 実食
さて。
家族の帰りに合わせてパスタを茹で上げ、ミートソースはギリギリ入る大きさの小さい鍋に移して温め直しておきました。やっぱり鍋ほしい。
盛り付けたら完成です。
ミートソースたっぷり 笑。大サービスですね。
それでは良く混ぜて、いただきまーす!
パク。
…む!
う~ん…!
味は良し!でも食感がなんだか…少しだけパサパサ?
まずは味について。
これぞミートソースという味に仕上がりましたよ。
場末の喫茶店というよりは、キャフェよりの本格ミートソースという感じ。肉と野菜の旨みやコクが、ホールトマトのほのかな酸味でサッパリとコーティングされています。近ごろ常々思いますが料理に酸味って本当に重要ですね。コンソメと塩コショウというシンプルな味付けが逆に素材の味を感じさせ、本格的な仕上がりになっているんだと思います。ここにケチャップやソースを加えるともっとなじみ深い味わいになるんじゃないかな。今度やってみよう。
あ、野菜の量はちょうどよかったようです。合い挽き肉もそれほど気になりませんでしたよ。
続いて食感。
この失敗はわたしが普段あまりパスタを作らないせいだと思われます。
ミートソース単体では丁度いい粘度だったんです。水分的に。でもパスタってこういう盛り付け方をすると結構乾くんですね~。普段は基本的にソースと麺はフライパンで和えてしまうので全然知りませんでした。そもそも普通こういう盛り付けをする場合は、麺に油などを混ぜておくものなのかもしれません。
いずれにしても予想以上に乾いた麺がミートソースの水分をガンガン吸い込んでしまい、結果少しだけパサパサな食感になってしまいました。
次回は気を付けよう。
まぁ味は美味しかったので、とりあえず「成功」ということにしておきましょうかね。
このソースってグラタンに使用しても美味しそうですねぇ。
また試してみようと思います。
それでは。
ごちそうさまでした。