秋鮭のアラを普通の鍋にぶち込んてみた
鮭にもいわゆる「アラ」っていうのがあるんですねぇ。
そりゃあ魚なんだから当然アラはあるんだけど、こういう風に売っているのは初めて見ました。おそらく単純にわたしが見落としていただけだと思いますが。
ちなみに旬の秋鮭が、この量で約200円ですよ。
普通の切り身がこの3分の1程度の量で350円ほどで売られていたので、めちゃめちゃお得です。もちろん速攻で購入してきました。
今日は随分寒かったですからね。
この秋鮭のアラを、お鍋にしてみようと思います。
前回の記事はこちら。
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秋鮭のアラを普通の鍋にぶち込んてみよう
せっかく秋鮭を使うので石狩鍋のように味噌を使ってみようかなぁ、とかなんとかしばらく考えてはみたものの、やっぱりいつも作っている、ごく普通の鍋にすることにしました。
ノーチャレンジ!
材料の下ごしらえ
一応アラなので、下処理をしておきましょうかね。
恐らく新鮮なのでしょう。臭みがほとんどないので塩はほんの少量振り、わずか数分置いた上で霜降りをしました。
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正直この作業もいらないんじゃないかっていうぐらいだったのですが、まぁ、気持ちの問題です。
続いては鶏むね肉。
本当は秋鮭だけで楽しみたいところなのですが、我が家の男の子たちのためにある程度ボリューミーにしてあげなければならないのです。これが親心というものなのです。
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いつもの通り昆布と厚切りの鰹節で取った出汁に、味付けは酒としょうゆのみ。ここに鶏肉の出汁も加えていこうということですが、ますます鮭が霞んでしまいそうだぜ。
ここでおもむろに野菜室を覗いてみると、中途半端に残っていたニンジンと大根を発見。こいつらもご一緒させてやるか。
出汁が再び沸騰したら蓋をずらして弱火にかけておきます。
その間に他の材料を切り分けました。
なんか「ぶなクイーン」みたいなものが売っていたので思わず購入。要するにでかいシメジのようですが、なかなかの存在感よ。
青ネギの長さがまちまちなのは、傷んでいる部分を取り除きながら切ったからです。そう、根菜類と同様、こいつもまた野菜室で見つけた残り物なのであった。
これで下ごしらえは完了。
続きはみんなが帰ってきてからですね。
調理開始!
ご飯前に長男が宿題を始めたので、終わりそうなタイミングを見計らって作り始めることに。
まずは鮭と白菜の芯、それにぶなクイーンを入れて火にかけます。
煮立ってきたら白菜の葉と万能ねぎを加えて蓋を閉め、吹いてきたら出来上がり!
いやぁ~簡単簡単。
この手の料理ってご飯の準備が面倒なときにはマジで助かりますよね。そして見た目はなんだか豪華だし。
ちょうどよく長男の宿題も終わったみたい。
ようし、食べるぞ。
秋鮭のアラを使った普通の鍋 実食
それでは、いただきます。
パク。
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ううむ…
むむむぅ…旨い!
が、あんまり鮭っぽく無い!
…まぁそりゃあそうなんですよ。これだけ色々入れたらね。あと下処理もしちゃったしね。下処理をしなかったらもっといい意味で「鮭臭い」味になったと思うのですが、なんとも上品な仕上がりじゃないか。
もちろん美味しいは美味しいんですよ。
食べたらわかる鮭の味。身は柔らかく、ふっくらとしていて、本当に上品な口当たり。
具を食べ終え「まぁ今日はこんなもんかなぁ~」とぼんやりしながら雑炊を作り、一口たべてみたところ、これがビックリ。
この鍋の真価はこちらにあったのだ。
出汁がとにかく旨い!
カツオと昆布が、鮭が、鶏が、ということではなく、全てが混然一体となった旨さ。知らずに食べたら何の出汁なのか全くわからんレベルで混ざり合っており、上手な表現ができませんが、まぁ、つまりはとにかく旨いのです。
きっと鮭のお陰もあるんだろうなぁ。だってそれ以外はいつもの鍋ですからね。
というわけで鍋はごく普通の仕上がりでしたが、秋鮭のアラを使ったオチは雑炊の方についた、という結果になりました。
次回アラをゲットした際はもう少し鮭らしい料理にチャレンジしたいと思います。
ごちそうさまでした。