さっそくリミックスしたが空気感が足りない気がする
ミキシングを始めて以来ずっとどこか満ち足りない気持ちがあったんです。
なんかミキシングの感じがしっくりこないんですよ。
でも「初心に戻る」というテーマで始めた今回のシリーズだったので、あまり気にせず進めてきたんですが…やはり駄目でした。そして前回全てのトラックの設定をリセット。白紙に戻したわけです。
ってそんなに大したことじゃないんですけどね。つまりはミックスのやり直し!
今日は早速新しい気持ちでミキシングを始めましたよ。もう2回目なので細かい手順は抜きにして大まかな概要をお伝えしていこうと思います。
前回の記事はこちら。
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何か足りない…空気感?
まずは前回までの進捗。
・オリジナル曲(前回までのミキシング)
そしてこの設定をリセットして改めて今日行ったミキシング音源がこちら。
・オリジナル曲(今日のミキシング)
うん。自分的にはかなりイメージに近寄ってきた気がします。
全体をやり直したので、どの部分が具体的にどう変わったのかは十分な説明ができません。ただ全体的な雰囲気としては今日のミキシングバージョンの方が若干コンパクトな印象になったでしょうか。それと高音域が柔らかくなったかな。
ただねぇ…何かが足りないんですよ。何かが。
今回のミキシングで変えたこと【概要】
とりあえず今回のミキシングでわかりやすく変えた部分を書いておきます。主に最近取り入れた新しいVSTプラグインエフェクトを差し替えた感じです。
1.ReaFirでノイズリダクション
特にノイズの大きかったボーカルとギター(どちらも生音)のトラックにReaFirを挿してノイズを除去しました。ReaFirを使用すると無音部分だけでなく歌やギターのバックに入っているノイズも除去することが可能です。
参考:「ReaFir(ノイズリダクション)」のダウンロード方法と使い方
2.キーとなってくるトラックはTDR Novaでイコライジング
生音のボーカルやギター、周波数帯域による音のばらつきがそのまま曲に影響してくるベースなど、キーとなるトラックはTDR Novaを使用してイコライジング&マルチバンドのコンプレッションを行いました。前回よりも音がきれいになっているはず。
参考:「TDR Nova(ダイナミックイコライザー)」のダウンロード方法と使い方
大きな部分はこんなもんかな。
まぁ結局全部やりなおしたので、細かいイコライジングの数値や、リバーブバスへのセンド量みたいなことはもれなく全部違ってます。
ちなみにコンソールビューはこんな感じ。
心のままにミキシングを進めてきたのでだいぶ賑やかになり、エフェクター類やバスの関係性を直感的に把握できていません。出来るならもうちょっと整理したほうがいいな。
次回の課題です。
足りないのは「空気感」だと思う
で、ここまではいいとして。
始めにも書きましたが何かが足りないんですよ。しかもこの感覚が言葉にしにくい…。
あえて言うならやっぱり「空気感」かなぁ。もっと言えば「統一された空気感」。
この記事はYoutubeで音楽聞きながら書いてるんですけどね、やっぱりプロの曲にはこの空気感があるんです。
パートとパート、音の隙間を埋めるように「モヤ」というか…「世界観」というか…。やっぱり「空気感が」一番しっくりくる!プロの曲は空気感が曲全体を満たしているんです。
私の曲にはそれが無いせいでどこか物足りない感じがするんですよね。隙間を感じるでしょ。この隙間に空気を流し込みたいの。素敵な空気感で満たしたいの。これはリバーブなのか?今Youtubeに流れてる宇多田ヒカルの曲って全然リバーブを強くかけてるようには聞こえないんだけど、こういうわざとらしくないリバーブの使い方があるのかな…。
要研究ですね。
次回は空気感について考えてみようと思います。今のところは「リバーブの使い方しだい説」が濃厚ですが…やってみないとわかりませんね。
っていうか全然初心に戻ってねぇ!