引き続きオーバードライブの音質を研究する
さて。
前回完全に魔界入りしてしまったわけですが、ここで諦めてしまっては試合終了です。オーバードライブってなんて難しいのでしょうか。わたしは今まで何を考えてギターを弾いてきたのか。
今日も腰を据えてがんばります。
前回の記事はこちら。
→BOSS「SUPER Over Drive」の音質チェック!
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アンプからもう一度見直して歪みギターの音色を作る
魔界入りしてしまった以上、潔く根本から路線変更したほうが良さそうです。
今一度初心に戻りアンプから選び直そう。Fender Super Champは一旦お休みにして、とりあえず準備も手軽なアンプシミュレーターから探ってみましょうか。
まずはAmplitubeから。
生ギターをライン直結で鳴らしてみます。もちろんプリセットまま。
・Amplitube 「American Tube Clean1」
・Amplitube 「British Tube Lead1」
あら。Amplitube 「British Tube Lead1」がとてもいいですね。以前も試しているはずなのですが、一周して聴いてみるとやっぱりいい。
そしてこの後TH3やBIAS AMPも試してみたのですが、わたし好みのアンプには出会えなかったのであった。
よし!このアンプを詰めてみよう。
Amplitube 「British Tube Lead1」を詰めてみる
早速ですが色々と弄ってみました。
音源をどうぞ。
・Amplitube 「British Tube Lead1」を基本に色々弄ってみた
どうでしょうか。先ほどより音の芯が出てきたんじゃないかと自分では思うのですが。
何をしたかと言うと、一番の変更点はZOOMのG3Xをかませたことです。
EQとコンプで音質を整えつつ、キモはブースターです。
色々試しているうちに「歪ませ過ぎを恐れずある程度ゲインを上げてやると音に芯が出てくる」ことがわかったからです。これって当たり前なのでしょうか。本当にわたしは今まで何を考えてギターを弾いていたのか。
アンプ側でもEQ調節などを行っていますが、ちなみにブースターを外すとこんな感じです。
・ブースター無し
ほら。芯が細くなってシャバシャバ感が目立つでしょ。これはこれで悪くないとは思うのですが。
加えて、例のSuper Over DriveはG3Xの次にセットしました。
こいつをオンにすることでまた音質が変わるのです。
まずは画像の状態(ボリューム50%ぐらい・ゲイン0)で灯を入れてみます。
・Super Over Driveオン ゲイン0
途中ミスっちゃいました 笑。
さらに芯が出ましたね。ミドル域が特に強くなったのかな。
せっかくなのでゲインを。もっとゲインを!!
・Super Over Driveオン ゲイン40%ぐらい
下手 笑!でもこんなに歪んだギターを弾くのは久しぶりでまぁ楽しかったです!これはこれでまた違う曲に使えそうですねぇ。むしろこの音色ありきで曲を作ってみたい。
それでは実験はこんなところにして、いよいよ実際の曲に入れてみようとおもいます。
2017年最後の曲にハメてみよう
順番に試していきます。始めはブースターをオンにしてオーバードライブは使わないバージョンから。
・ブースターON/オーバードライブOFF
むむむ…やっぱり曲に混ざると音の芯がぼやけるなぁ。
ならばオーバードライブをONにしてみましょうか。
・ブースター/オーバードライブ ともにON
随分派手になってしまいました。ハイが出過ぎているのが気になります。でも音の芯はもっと欲しい気が。
というわけでここからあれこれ調節しました。
ピックアップはリアとミドルのハーフトーンを使用していたのですが、よりゲインのあるリア寄りに変更。
そして一番の変更がアンプのEQです。
アゲアゲにしてみました。
一回全て10に回したうえで、「減らしていく」形で音作りをしたというわけ。「思い切ってゲインを上げた方が音に芯が出る」という先ほどの教訓を踏まえた上での調整です。
・ブースター/オーバードライブ ともにON EQアゲアゲ
いやぁ…イキッっておりますなぁ 笑。もちろんこのままではちょっとイキり過ぎだとは思いますが、音の芯はさらに出たように聴こえませんか。
ここで、ギター音色の調整に手を出す前の音源をどうぞ。
・ギター音色の調整に手を出す前の音源
これはもう何を弾いているか全くわかりませんね。
こうして今までの作業を振り返ってみると、やはりわたしは歪みというものにビビり過ぎていたようです。ことギターを歪ませる場合は、ある程度しっかりとしたゲインでインプットしてあげないと音の芯が埋もれてしまうってことなんでしょう。たぶん。
かなり時間がかかってしまいましたが、これが体感できただけでも良しとしましょう。
それでは今日はここまで!
あぁ疲れた。が、楽しかった。
次回は最後の微調整をして、この一連の作業を終えようと思います。先が見えて少しホッとしました。
それでは!