中間報告その5【より後ろに声の通り道を発見】
実は、相変わらず歌の練習をしております。
どこかの記事で一度書いた覚えがありますが、先日の歌の練習中、もう少し後ろに別の声の通り道があるんじゃないか、というような感覚が朧げにあったのです。
探してみたらやっぱりありました。
前回の記事はこちら。
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もう一歩後ろ側に声の通り道を発見した
ただ「通り道があった」だけなら、ああそうですかよかったですねで済むのですが、これがまた、今までの声より自分好み声が出るのです。しかも歌いやすいという。
仕方がないので練習中だというわけ。
それでは現在の音源をお聴きください。
・さっき歌ったクソ音源1
・さっき歌ったクソ音源2
こんな感じ。
どうせならちゃんとしたメロディを歌えば良かったですねぇ。何も考えずにいつもの通り適当に歌ってしまいました。ピッチもずれずれ。
恐らく前回より音の芯がハッキリしたんじゃないかと自分では思っています。それほど大した違いはないかもしれませんが、自分自身としてはこちらの声の方が好み。そしてこの歌い方、慣れさえすれば恐らくめちゃくちゃ楽に歌えそうな予感がある。
ちなみに、前回までは以下の図の様なイメージで歌っていました。
我ながらろくでもない(でも真剣に作った)イメージ図ですが、これが何を意味しているか知りたいという変わり者は前回の記事に書いていますのでご覧下さい。
それが、今回からこんな感じになりました。
↓
前回イメージでの「地声エリア」の更に後ろで歌っている感覚があります。もちろん実際には同じ場所(声帯ですよね)から声が出ているんでしょうが、感覚的には図の様に通り道そのものが違うような。変な感じですねぇ。
よって前回までにあれこれ考えた地声エリア~だの境界線~だのその他いろんなことはもうほとんど関係ありません。そんな意味での×です。息は今までより細めの筒を通り、声の元で声となり、口というよりはさらにその上?おでこらへんから声が出ている感じ。声の元(声帯なのか?)を開けば裏声になります。非常にシンプルで簡単なイメージです。あくまでイメージでしかありませんが。
そしてここからが一番のポイント。
とにかく力を抜かないとこの通り道に声が入りません。
これがまた…なんというか…今まではあれこれ考えて、声を当てる位置だとか、それこそ地声エリアに声を留めつつ歌う意識とか、いろんなことを考えながら歌っていたわけですがそれはもう全部ダメ。余計なことを考えて変な力が入るとたちまち声が前に押し出され、今までの通り道に押し戻されてしまいます。つまり、新しく練習することといえば「余計な力を抜いて歌う」ということだけ。でもこれがなかなか難しい。
わたしの場合は高音域に行くにつれて勝手に無駄な力が抜けていくようで、それに従ってどんどん歌いやすくなってくるのですが、逆に低~中音域の難易度が高い。先ほど掲載した音源でも低~中音域に気を使って歌っているのがわかるはず。こんな調子では全然歌になりません。
恐らく音量への意識が問題なんだと思います。
低~中音域は高音域に比べて音量が小さくなりがちなので、それをカバーしようと無意識に変な力が入ってしまっているような気がする。高音域では自然と音量が稼げるので無駄な力を入れずに済む、みたいな。恐らく力じゃなくって通す息の量で調節すると上手くいくんじゃないかと思うんだけど…。これはもう癖の領域なので地道に練習するしかないでしょう。
いずれにしろ、うまく通り道に入るとこの歌い方はとても楽です。
だって力が入るんじゃなくて、抜けるんだから。
楽に決まっているのですが、如何せん今までの癖がその楽さを邪魔している感じでしょうか。
もう少しだけ練習して、現状の探り探りな下手くそ状態が抜けてから仮歌のレコーディングをしようと思います。
それでは!