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最新音源「フリーBGM」より【2024/01/20更新】 01/20更新

ボーカルとピアノのミキシング

ミキシングのコツを習得する

Mixing-4 Vocal Piano

さて。

前回でボリュームのオートメーション作業とコンプレッサーは終了したので、今日は各トラックのイコライジングをしようと思っていたのですが。

やっぱりやめました。

っていうのも、いつもと同じ手順でミキシングするといつもと同じ結果になっちゃうような気がしたんですよね。わかんないけど。

なので今回はこの曲で一番聴かせたい「ボーカル」と、その次に聴かせたい「ピアノ」のトラックについて、イコライザーはもちろん空間系のエフェクトなどの細かい調整を済ませて、この曲のイメージをつかんでおこうと思います。

 

前回の記事はこちら。

オートメーションでボリュームを調節する

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ボーカルとピアノのミキシング

さっそくミキシング作業を進めていきますよ。

まずはボーカルとピアノ以外のトラックを全部ミュートしました。今回はとにかくボーカルとピアノに集中します。

 

・前回までのボーカル+ピアノ(音量調節済みAメロ部分)

イコライジング

始めにイコライジングをしました。

いつもの通りSONAR付属のEQで、ボーカルとピアノの不要な周波数帯域を削っていきます。

SONAR ボーカルトラックのイコライザー設定

*ボーカルのイコライザー設定*

SONAR ピアノトラックのイコライザー設定

*ピアノのイコライザー設定*

上がボーカルの、下はピアノのイコライザー設定です。

共通するのは、どちらも音質が変わらない範囲で低音をハイパスフィルターでカットしたこと。あとは基本的に雑味のある周波数を耳で聴きながらカットする感じです。

ボーカルについては1k手前からシェルビングハイでうっすらブーストしてあります。その方が自分の本来の声に近いような気がして。ピアノはもともと胴鳴りのする太い音質だったのですが、味の部分でもあるのでカットし過ぎないように気を付けました。それと高音が気になったので思い切ってローパスフィルターでカットしてあります。

音源も載せておきますね。

 

・ボーカル(イコライザー前)

 

・ボーカル(イコライザー後)

 

声を包んでいる薄い皮が取れたような感じがしますね。控えめにしたつもりですがこれでもかけ過ぎかな??難しいですね…。また全体と合わせた時にバランスを調節することにしましょう。

ピアノも併せた音源がこちら。

 

・ボーカル+ピアノ(イコライジング後)

リバーブとディレイをかける

続いて、空間系のエフェクター【リバーブ・ディレイ】をかけていきましょう。

リバーブについてはバスを用意します。

SONAR リバーブをかけたバス

*バスを用意してリバーブをかけた*

バスを使用したリバーブについてはこちらをご覧ください。

参照:リバーブの基本的な使い方【リバーブをかけたバスにセンドする】

 

画像の左下がセンドつまみです。

ボーカルはほんの気持ちだけ、逆にピアノはしっかりリバーブバスにセンドしましたよ。

ボーカルトラックのセンド設定

*ボーカルトラックのセンド設定*

ピアノトラックのセンド設定

*ピアノトラックのセンド設定*

さらにボーカルトラックにはディレイもかけました。

SONAR 付属のディレイ

*ボーカルトラック ディレイの設定*

テンポを1/2に設定し、フィードバックは24、ミックスは5です。

かなり薄めにかけたつもりですがどうでしょうか。

 

・ボーカル(リバーブ+ディレイ)

ボーカルとピアノトラックのミキシング完成

先ほどのボーカルトラックを同じくリバーブをかけたピアノと合わせて今日のミキシング作業は完成です。

 

・ボーカル+ピアノ(ミキシング一旦完了)

 

薄めのディレイが効いて、ボーカルとピアノの馴染みがよくなりましたね。

…なりましたよね???なった気がするんですが…。

もう一度聞き比べてみましょう。

 

・前回までのボーカル+ピアノ(音量調節済みAメロ部分)

 

ふふ…。

わかるような…わからないような……

 

 

とにかく!今日作ったボーカルとピアノがこの曲の芯です。

 

次回はベース、ドラムのトラックをこの芯に合わせてミキシングしていきますよ~!

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