七草がゆを簡単に作ってみた
先日スーパーでこんなものを見つけました。
七草がゆって最後に食べたのはいつだったっけなぁ…。
小さい頃は毎年父と野山に採りに行って作ってもらったもんですが、最後に食べたのはたぶん小学校低学年ぐらいだったと思います。
特に何かがあって食べなくなった、ってわけじゃないんですけどね。
久しぶりに懐かしくなったので買ってみました。
上手に作れるかな。
前回の記事はこちら。
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七草がゆの下ごしらえ
いつ食べるのか、みたいなことを全然知らずに購入したんですが、まさに今日(1月7日)に食べる料理なんですね。ちょうどいいじゃない。
先ほどのパックを開けてみると、春の七草と一緒に作り方を書いた紙が入っていましたよ。ありがたや。
…
えぇ…??
米を炊くところから作るんかい????
これはあれだなぁ…超めんどくせ(以下略
しかも味付け塩だけかぁ…七草の香りを存分に楽しむためなんだろうけど、せっかくだから出汁ぐらい使いたいな。
うん。
適当に作ろう。
上品な出汁を取る
せっかくなので出汁を使って、お米は既に炊きあがった物を雑炊風に作ることにしました。これだと本当の「七草がゆ」にならないんだろうか。
まぁいいか。だって面倒なんだもん。
いつもの通り昆布の表面の汚れを日本酒で拭いて、水を張った鍋に入れておきます。しばらくすると昆布が水で戻っていい感じになります。
1時間ぐらい漬けたかな??
いい感じに戻ったので弱火にかけてじっくりと出汁を取りますよ。
小さな泡がポコポコ出てきました。沸騰する直前です。
これ以上煮ると昆布からぬめりやクセが出てしまうのでこの時点で昆布を取り出します。その後はお好きにどうぞ。煮て食べてもいいし。炒ってふりかけにしてもいいし。好きにすればいいじゃない。でも…でも捨てたらもったいないんだぜ!捨てない範囲で好きにしてくれYO!
引き続き鰹節です。
今回は薄いものを使いました。
今回は七草の香りも楽しみたいので、しっかりと出汁が出るタイプの厚切りの節は避けて薄いものでさっぱりと。昆布を取り出した出汁を一度沸騰させて灰汁をとり、火を止めてから鰹節を投入してしばらく放置しました。
濾してから味を見てみると上品な出汁が取れていて一安心。
幸先いいぞ。
七草の下ごしらえ
パックに入っていた紙によると、よく洗ってから熱湯にくぐらせてから細かく切っておくんだって。
その通りにやりますか。
もうね、すごい草の匂いです。
悪い言い方をすると雑草の匂い 笑。でもそれがとってもいい匂いなんです!懐かしいっていうか…。
とにかくいい気分なんだなぁ。
春の七草がゆ 調理開始
ここからは超簡単!
先ほどの出汁にお米(炊けたもの)を投入してしばらく炊きます。
お米が出汁を吸って膨らみましたね。ちょっと食べてみるとふっくら柔らかくていい感じです。きっと本当のお粥の作り方とは違うんだろうけどね。
そしたらここに七草を入れて。
しんなりしたら完成です。
味付けは七草の香りを楽しむために塩だけにしました。
春の七草がゆ 実食
できたよ。
色は雑炊と比べると結構薄め。お粥ってこんなもんなんでしょうかね。
香りは七草の癖のある香りが混じり合って何とも鮮烈。何度も言いますがどことなく懐かしい香りです。
それでは早速いただきます。
…
…う~ん!優しい味!!美味しい!!
出汁を入れて大正解!出汁の旨みとお米の甘味で七草の新鮮な苦みが引き立っています。味付けは塩だけなのに何とも言えない複雑な旨み。それにとっても優しい味と食感…お正月を経て疲れた胃が喜んでいるのがわかるようです。
こんな味だったなぁ。
昔食べた時もこんな味だった気がします。本当に懐かしい。
時期の物って本当にいいですね。身も心もほっこりしました。しかも、あるコミュニティ(ここでは日本人)に属している、という満足感も得られます。わたしは昔から社会性が欠如した人間なので、こういうところで補っておかないとね。
来年も絶対作るぞ。
ごちそうさまでした。