ミキシング編第二弾 ドラムパートのミキシング
引き続きミキシングです。
前回基本パートのミキシングを済ませたので、今回はドラムパートに取り掛かろうと思います。時間があればパッド系のミキシングもやっちゃおうかな。
・前回までのミキシング進捗
※今回もミキシングの記事です。ミキシングのコツや手順は以下のページにまとめましたので併せてお読みください。
参考:ミキシングの手順とコツ
それでは今日のDTM作業、スタートです。
前回の記事はこちら。
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ドラムパートのミキシング
バスドラのミキシングは済んでいるので、残りのドラムパートはスネア・ハイハット・シンバルの3つにプラスしてElectric Blipzの味付け音っていうところでしょうか。
重要度が高い方から進めていきますか。
スネアのミキシング
バスドラの次に重要度が高いと思われるスネア。
現在はこんな音です。
・スネア(ミキシング前)
シャリッとしていて生のスネアっぽい音ですね。今回の曲にはちょっと生っぽ過ぎるかな。もう少しタイトでデジタルっぽい音にしたい感じです。
で、イコライザーを以下の様に設定しました。
ハイパスで低音域をカットした後、生っぽいスネア音があった400Hz付近と700H付近をそれぞれ若干カット。ローパスで高音域をカットしてシャリッとした音の成分も減らしました。
・スネア(ミキシング後)
先ほどよりコンパクトな感じになりましたね。単体で聴くと少し物足りない感じもしますが今回の曲にはこのぐらいが調度いいと思います。
スネアについてはある程度ベロシティを揃えてあるので、コンプレッサーは省きました。
ハイハットのミキシング
いつも意外と困るハイハット。今回はちゃんと他のパートとの合いをチェックしながらミキシングするぞ。
まずはミキシング前の音です。ハイハットだけでなく他パートの音も入っています。
・ハイハット(ミキシング前)
音量も大きいですが、ハイハット独特の高音域が非常に目立ちますね。これも好みの問題なんですが、わたしはもうちょっと丸い感じにしたいんですよね。
早速イコライジングしましょう。
他パートと聴き比べながら、音色に影響が無いぐらいに低音域をカット。高音域は好みの丸さになるようにカットしました。さらに4kHz、8kHz辺りにそれぞれキンキンした倍音が集まっているポイントがあったので強めにカット。
結果が以下の音源です。
・ハイハット(ミキシング後)
わたし的にはかなり上手くいきました。イメージ通りです。ハイハットの刻む雰囲気は残しつつ高音域のうるさい部分はカットできたかなと思っています。
今回はハイハットにもコンプレッサーかけてません。今のところね。
ここから同じようにElectric Blipzの味付け音もイコライジングして出来上がったのが以下の音源です。
・ドラムパートミキシング後
あ、シンバルまだだった 笑 。仲間外れにしてごめんよ。
時間的にもうちょっと出来そうなので、引き続きパッド系音色のミキシングもやっちゃいますね。
パッド系音色のミキシング
パッド系はCakewalk Sound CenterよりVelo Tech Dimensionっていうベルの音と、Z Glasses Warm Padっていうパッドの音の2種類を使用しています。
今回は特にVelo Tech Dimension(ベル)のミキシングについてご紹介しますね。
まずこれが元の音。
・ベル
Z Glasses Warm Padと併せて主にサビのバックで使っています。
このままでも役割を果たしているんですが、欲を言えばもうちょっと音に厚みと広がりを持たせてサビの印象に変化を持たせたいですね。
なので今回は通常のミキシングに加えてディレイを深めにかけてみることにしました。
フィードバックとミックスの値がいつもボーカルにかけるディレイと比べてとても大きいのがわかると思います。どんな感じになるかというと。
・ベル(ディレイをかけた後)
なかなか豪華になりましたね~。エコーが後から後から追いかけてくる感じ。いつもはもっと軽めに使用するディレイですが深くかけても面白いですね。また次の機会にでも色々いじってみたくなりました。
本日のミキシング完成
最後に、仲間外れにしてしまったシンバルを加えて今日のミキシング作業は完了です。
・ミキシング進捗
ボーカルにはいつもの通りディレイを浅めにかけました。各パートのリバーブバスへのセンドも済ませました。といってもギターとピアノ以外はほとんどセンドしてないけど。マスターにリミッターもかけてます。
残りはElectric Blipzの味付けトラックが二つとハモリトラックが二つ。
もうミキシング作業終わっちゃいそうですね…歌のレコーディングしてないのに。これは是が非でも録らなくちゃマズい!がんばります。
それでは。