イカの塩辛を作る
いつもの通りスーパーで夕飯の買い物をしていると、ふと良さ気なスルメイカが目に入りました。
イカの良し悪しなんて本当は全然わからないんですけどね。雰囲気がなんだか、新鮮に見えた気がして…ってこうして文に書き起こそうとしてみると、我ながらいかに根拠が無いかがよくわかる。
今日はこいつを塩辛にしてやろうと思います。
前回の記事はこちら。
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イカの塩辛の作り方
スルメイカって5月~9月までが旬なんですって。今調べました。
旬真っただ中の食材ってことじゃないですか。これは期待が高まる…プリっと太って艶のある、そんなワタを期待したい!
スルメイカを捌く
早速捌いてみると…
…あれ?
普通に…小さいです…。
何が旬じゃい!小さい上にシナッとしとるじゃないか!というわけで、わたしの目利きの無さが露呈したのでありました。
むしろ、わたしの気持ちがしゅんとしたんだなぁ…なんて。
胴とワタの下ごしらえ
気を取り直して、胴とワタに下ごしらえをしていきましょう。
ワタにはたっぷりと塩をまぶし、ラップをして半日から一日冷蔵庫に置いておきます。
味付け以外にも、水分とともに臭みを出すという意味合いもあるので、最低でも全体が薄っすら白くなる程度には塩をしておきたいところ。後はお好みでOKだと思います。
胴はこのまま使用するとベチャっとした水っぽい塩辛になってしまうので、事前にしっかりと水分を飛ばしておきましょう。
適当に切り分けたらザルかなんかに置いて、ワタと同様に半日から1日、こちらはラップをせずそのまま冷蔵庫に入れて乾かします。
この時、軽く塩をしておくとイカから水分が抜けやすくなりますよ。
胴とワタを混ぜ合わせる
上記の仕込みはお昼ご飯を食べた後、片付けのついでに行いました。
そしてそのまま夜9時頃まで放置したワタがこちらです。
画像は染み出た水分を捨てた後のものです。
さらに日本酒で余分な塩を洗って。
これ、かなり塩っ辛いのですが、このままご飯と一緒にチビチビ食べても美味しいんですよ。水分と一緒に臭みも抜けているので、思ったほどクセもありません。機会があればぜひお試しください。
胴の方もいい感じに乾いたみたいなので、適当な大きさに切り揃えます。
後はワタの中身を包丁の背などでしっかりこそげ取り、混ぜ合わせて。
↓
ほらぁ~ここまでくればもう完全に「塩辛」ですな。めちゃめちゃ旨そうです。
ワタが小ぶりだったので、このサイズなら本当はもう一つワタが欲しかったところですが…しょうがないですね。おそらく味としては大丈夫なはず。
よく馴染んだら、適当な保存容器に移しておきましょう。
これでもう食べられるのですが、最後に補足です。
やっぱり怖いでしょ。アニサキス。
わたしは一応このまま冷凍庫に入れ、48時間でしたっけ?しっかり冷凍してから食べるようにしています。味は少し落ちるのかもしれませんが、美味しいものを食べて痛い思いをするのは嫌なので。
イカの塩辛 実食
じゃーん!
いい色でしょ。市販されている塩辛と違いますよね。
今日は日本酒のアテでいただこうと思いますよ。ふふふ。
では早速、いただきまーす!
パク。
…うむ。
何度か作っているので味はわかっているのですが、いつも通りに旨し!
イカ、ワタ、塩、それだけ!っていう味。それだけだがネットリとして濃厚な、豊かな風味。これはアレだな。つまりはワタが美味しいってことなんだろうな。
以前から思っていたのですが、市販のものとは決定的に味が違います。
世の中にはいろんな料理がありますが、イカの塩辛は絶対自分で作ったものの方が美味しいと思う。味付けは塩だけなのにのかかわらず。
逆に市販のものって塩以外に何が入っているのでしょう。保存料とかの問題?もしかするとワタの量をケチって他の材料で胡麻化しているのだろうか。わかりませんけどね。
というわけで、今日も美味しくできました。
ごちそうさまでした。