セリと鶏肉の簡単お一人鍋
朝起きた時は映画でも見に行こうかな、と思っていたんです。
が、なんとなく気変わり。
着なくなった服を売りに行ったり、懸案だった買い物を済ませたり、お風呂を掃除したり、なかなか有意義な午前中を過ごしました。
それですっかり気分も良くなっちゃって。
今日は1人きりのランチなんですが少しこだわってみようと思ったわけです。
午前中にスーパーでセリを見つけたので、去年ハマった鶏肉とセリの鍋を作ることにしました。ささやかに一人分ね。
…しかし今日は本当にいい天気だなぁ。
前回の記事はこちら。
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鶏肉とセリの下ごしらえ
今日の材料はこちら。
主役のセリと国産の鶏もも肉。
鶏もも肉はもう切れているものを買ったので何もしなくてもいいかな。セリだけ洗っておきましょう。
↓
セリは根っこまで食べるので泥や砂をよく洗い流しておきましょう。っていうか今回は根っこが処理されてしまっているものしか売っていませんでした。本当はもっと長い根っこのままの物がいいんだけど。無いものはしょうがないですね。
洗い終わったセリは真ん中から真っ二つに切ります。このぐらい大きく切った方が食べごたえがあっておすすめ。
昆布と鰹節で出汁をとる
そうそう、出汁も用意しておかなければいけません。
まず昆布を入れて弱火にかけます。わたしは大体10分前後で沸騰するぐらいの火加減を目安にしています。本当はちゃんと水に漬けて置いた方がいいんですけどね…思いつきで料理してるもので。
火を使いだしたら少し暑くなってきたので、キッチンの窓を開けたところまぁいい風!なんて気分のいい日なんだ。
今日はお吸い物や何かに使う出汁ではないので一番出汁である必要はなく、昆布を取り出さずに鰹節を投入しちゃいました。この方がしっかりした出汁が出るでしょ。どうせ一人で食べるんだしそんな上品にやらなくてもいいかなって思って。
火を止めて数分待ち、鰹節が鍋にすっかり沈んだら出汁殻を濾します。が、ギュッと絞ったりしてしまうとあくが出るので、画像の状態のまま静かに放っておくといいですよ。最後に残った美味しい出汁まで無駄なく濾すことが出来るんです。
超いい香りです。
何を隠そうわたしはこの「出汁を取る」っていう工程が大好き!美味しいものを作ってるんだっていう気持ちになるんだよなぁ。普段の夕ご飯は大忙しでこんなことする時間全く無いですからね。なかなか贅沢な時間です。
これで下ごしらえは全部かな。
引き続き調理に入っていきます。
セリと鶏もも肉の鍋 調理開始
って言っても鍋なので大したことはしません。
やることは先ほどの出汁で鶏もも肉を煮る。これだけです。
↓
ふたの無い鍋なので代わりにアルミホイルで落し蓋を作りました。この状態で、強めの弱火で約15分ぐらいかな?まぁ肉の大きさにも拠るので適当に。
味付けは醤油と酒です。
タイミングを見ながら適当に入れました。
全部適当。
塩気を見るために味見したんですがもうこの時点で超うまい。鶏とカツオと昆布の出汁、それと酒と醤油というシンプルな味付けにも関わらず必要なものが全てそろっている感じです。やべぇ。早く食べたい。
煮ている間にカセットコンロを用意して…
なんて優雅なお昼なんだ。
薬味にゆず胡椒も用意してみました。
鶏肉とゆず胡椒って合うもんね。絶対美味しいでしょ。
出来上がった鶏肉と出汁を鍋ごとカセットコンロに移動して準備完了!
宴じゃ。
セリと鶏もも肉の鍋 実食!
待ちに待った実食!楽しみ~!!
先ほどの鍋をカセットコンロで再沸騰させたところに、セリを1つかみ取って投入します。
ポイントは茹ですぎないこと!セリってしゃぶしゃぶするぐらいの気持ちで十分火が通るんですよ。歯ごたえを楽しむためにも茹ですぎは厳禁です。
さっと出汁にくぐらせたセリと鶏肉を取り皿に取って…。
出来上がりに合わせてひそかに熱燗を用意していました。
ふふ…まだ昼ですよ…。なんて贅沢なんだ。最近お酒は控えてるんですけど…たまにはね。ちょっと燗を付けすぎて熱々ですが気にしない。
それでは早速、いただきまーす。
…パク。
…そしてクイっと。
あぁ…(泣)
旨すぎる。
丁寧に出汁を取ったかいがあった。カツオ・昆布・鶏の出汁とセリの豊かな苦みが絶妙なコラボ。これに日本酒が合わないわけがない。舌に残った苦みの上を日本酒のさわやかな甘みがすべっていく感じ?これもうわかんねぇな。とにかくマジで旨くてもう怒りさえ覚えるレベル。ちなみに出汁の染みた鶏もも肉も最高です。ゆず胡椒もよく合いましたよ。ぜひお試しください。
セリ結構量あるかな~なんて思っていたんですが結局ペロリ。
最後はもちろん雑炊で締めましたよ。
出汁がいい感じに煮詰まっており、雑炊にしたらばっちりな味!大げさではなくめちゃくちゃ美味しかったです。
今日は映画に行かなくて大正解でした。
とても贅沢なランチになりました。一個一個の材料は安いものばっかりなんだけどね。これをゆっくり料理して食べるっていう贅沢。窓からはさわやかな風に乗って近所の学校の子どもたちの声が聞こえています。
う~ん。良い。
っていうかゆっくり記事書いてたらもう3時かぁ…もう一休みしたら夕飯の準備しなきゃ。
実は午前中に家族へのプレゼントを買ってきたので、今から喜ぶ顔が目に浮かびます。
早くみんな帰ってこないかな~。