大和芋でとろろを作ったよ
早速ですが、これなんだかわかります?
そう。
これが大和芋というものです。
スーパーの見切り品コーナーに56円で売られていたのを慌ててサルベージして参りました。
変わった形ですよね~。わたしは今回人生で初めてお目にかかりましたよ。
ただ、買ったはいいものの初対面のためどうやって食べたらいいか全然わからない…。というわけでググってみたら、擦ると粘る系の芋だということが判明。
長芋の仲間って感じなのかな??
じゃあとろろにしてみようかね。
前回の記事はこちら。
スポンサーリンク
大和芋のとろろ 下ごしらえ
まずは材料の下ごしらえです。
とろろを作るにあたってもうちょっと詳しく調べてみたら「長芋に比べるとかなり粘るのでだし汁で解いた方がいい」との事。そしたらだし汁も用意しなきゃいけませんね。
ふぅん…そんなに粘るのか。
なんだか楽しみ。
大和芋の皮むきと擦りおろし【大丈夫かコレ】
袋に書いてあったことによると皮はスプーンで簡単に剥けるそう。
やってみましょう。
あら簡単。
形がデコボコしていたので包丁やピーラーでは絶対皮むき大変だろうなとは思っていたんですが、これならとっても簡単ですね。
非常に簡単に剥けました。スプーン様々です。
確かに表面のヌルヌル感は長芋と似ていますが、実の質感は全然違うような。芋にもいろいろあるんですね。
細かいひげ根や隙間の皮を包丁でちょちょいと処理して皮むきは完了。
続いてすりおろし作業です。
画像から密度感が伝わりますでしょうか。すっげぇ詰まってます。そして滑らか~な感じ。すりおろし作業自体は普通でしたが、すりおろされたものは明らかに普通じゃないオーラを湛えておる。
大丈夫かコレ。
そして別皿に移すときに事件が。
もう粘りがすごいの!粘りっていうか、団結感?奴らの団結感は半端じゃない。ゴムみたいに伸び縮みはするものの全然千切れない。
画像はすりおろし器から別皿に移す瞬間なんですが、皿の方ではなくすりおろし器に注目して頂きたい。
芋が無い部分がすっごいキレイでしょ。
これ決して拭き取ったわけじゃないんですよ。勝手にこうなったの。
お互いがすごい団結力で繋がってるてるもんだから、全てきれいにくっついて皿から剥がれるんですよ。長芋じゃこうはいきません。
皿から持ち上げるとこんな感じです。ほとんど固形物…。
大丈夫かコレ…。
大和芋と和えるだし汁を作る
同時進行でだし汁を作っておきます。
本当はこのまましばらく浸しておくべきなんですよね。
でも今日は時間が無いので速攻火をつけました。水の量と相談しながら、だいたい10分前後で沸騰するぐらいの火加減でゆっくりと。
小さな泡が出てきましたね。
わたしは一番出汁を取る場合、大体このぐらいを目安にお湯から上げちゃいます。早すぎ??まぁ好みの問題ということで。昆布の出汁は上品な方が好きなんですよ。
昆布を取り出した後一度沸騰させ、火を止めてから鰹節を投入。
出汁取り用の薄~い鰹節を使っているので火を止めてから入れれば十分。逆に火を入れてしまうとすぐエグ味が出ちゃう。
この後濾してきれいになっただし汁に、酒、みりん、しょうゆで味付けしておきました。
非常にいい香りです。
だんだんテンション上がってきたぞ。
大和芋のとろろと出汁を混ぜる
出来上がった出汁ととろろを、いい粘り具合になる加減を狙って混ぜていきます。
この感じやばくないですか。
超美味しそう!
大和芋のとろろがほぼ固形物と言っていいほどの団結感なので混ぜるの結構大変…。なかなか出汁がとろろに染みわたらないんです。でも、それこそ粘り強く混ぜているとだんだんいい感じになってきました。
少しずつ出汁を加えて混ぜること数分。
遂に完成です。
余った出汁はお好みでかけたらいいじゃない。
味に飽きたらノリやワサビで味変すればいいじゃない。
よし!準備OK!
大和芋のとろろ 実食!
擦ってるときから気づいていたんですが、この大和芋って結構クセのある香りなんですよ。
温かいご飯の上で熱せられることで、その香りがさらにフワッと香ります。
どんな味なんだろう。
ワクワク。
じゃあいただきます。
…
…ん??
ん~~~~~~~~????????
一言でいえば「慣れない味」。
美味しくないわけじゃないんです。出汁も良い。食感もいい。大和芋も決して変な味じゃないんだけど…なんていうかなぁ…やっぱり「慣れない味」。
とにかくわたしは始めての味でした。
とろろっていうスタイルだから、口に入れた時にどうしても食べなれた長芋の味を無意識の内に想像しているようで、それとのギャップにビックリするんです。長芋とは似て非なる味なんですよ。香りと同じく独特のクセがあるんですよね~。もしかするとハマる人は超ハマるのかも。
また売ってたら買ってみよ。
食べなれたらどんな感じになるか試してみたい。
いい経験になりました。
ごちそうさまでした。
この後は手作りローストビーフをつまみながら24(ジャックバウアー的なやつ)タイムです。
ふふふ…贅沢…。
それでは。