白菜と豚ひき肉とタケノコの春巻き【巻き方など】
わたしは、椎茸が嫌いです。
唐突に大きな字を使用しましたが、とにかく昔から椎茸が嫌いなのです。
理由などありません。ただただ嫌いなだけ。折を見て何度となくトライしてみるものの、いつも惨敗…。こればっかりはどうしようもありませんね。
そして、そんな生粋の椎茸嫌いが信頼と実績をもってお送りする「どのお店で食べても椎茸が入っている料理」ベスト5に入る料理、それが春巻き。
他には八宝菜、切り干し大根、しょう油をメインにこっくりとした味付けに仕上げられた煮物、などが続々とランクインしてくるわけですが、その辺りは置いておいて。
今日は、その「春巻き」を自分好みに作ってみようと思います。
前回の記事はこちら。
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白菜と豚ひき肉の春巻き 作り方
それでは作っていきましょう。
なんとなく面倒な印象がありますが、ポイントさえ押さえれば意外と簡単ですよ。
材料の下ごしらえ
それでは材料の下ごしらえから…なのですが、今回は画像を撮り忘れてしまったので、いきなりドーン!!
白菜は粗みじんに。タケノコは水煮を使用し、細切りに。春雨は戻した後、食べやすい長さで細切りに。ショウガはみじん切りにしておきます。画像上部に見える白い汁は水溶き片栗粉で、これが結構大事です。
わたしはこんな材料で作っていますが、他には何だろう…ニラとか?ニンニクを入れてもいいかもしれませんね。後は例の椎茸とかね。適当に好きなものを入れたらいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、わたしの使った材料で作ると比較的あっさりとした仕上がりになりますよ。まぁ材料の通りなのですが、参考までに。
材料の調理
それでは、先ほど用意した材料を調理していきます。
熱したフライパンにごま油を適量入れ、まずは豚ひき肉とショウガから炒め始めて、8割方火が通ったらその他の材料を入れてさらに炒めていきます。
今回の味付けは【鶏がらスープの素・酒・しょう油・塩・コショウ】を使用しました。本当はオイスターソースも入れたかったのですが、先日使い切ってしまったのを忘れていたので、泣く泣くオミット。
で、ここからがポイントです。
材料に火が通って味が決まったら、最後に余分な水分を水溶き片栗粉でまとめておきます。
写真は炒め終わってお皿に移したところですが、どうでしょう。結構しっかりとまとまっているのがお分かりでしょうか。
この件をおろそかにすると、春巻きを巻く際、余分に出た水分が春巻きの皮をふやかして破れやすくなりますのでご注意を。
こうしてお皿に移したらしっかりと冷ましておきます。
その方が皮も巻きやすいですし、破れにくくもなるそうです。
わたしは在宅でITの仕事をしていますので、仕事に煮詰まった時や、ランチの後のお昼休みがてら、餡だけ用意して置けばお手軽ですね。
春巻きの巻き方
夕方になりました。餡も十分に冷えたようなので、夕飯に間に合うように用意してしまおうと思います。
何は無くとも春巻きを巻かなくてはいけませんね。
以下、わたしが春巻きを巻く際の手順です。市販の春巻きの皮を使用して巻いていきます。
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以上です。
あんまりキレイには巻けまけていませんが…まあこんなもんかな。
ここでのポイントは欲張って餡を入れ過ぎないことと、皮はふんわりした感覚で巻く、ということ。
逆に餡をパンパンに詰めて、皮をキツキツに巻くと、揚げる時に大崩壊します。
なぜこんなに断定的な物言いが出来るかと言うと、過去わたしがそのような大失敗をしたからです。
餡をしっかりまとめなかった結果、余分に染み出た水分によって巻く段階で皮は破れ、パンパンキツキツに巻いた結果、熱膨張した空気の逃げ道が無く、揚げ鍋の中で春巻きは無残にも大崩壊…。そうして出来上がったのは飲み屋のエビセンよろしく、うねった皮のみの、ある意味非常にシンプルな「春巻き」と、油の中に哀れに流れ出してしまった、もはや揚げカスと化してしまった餡(だったもの)。
その「春巻き」部分を子どもたちは思いのほか喜んで食べました。
「あー!これお菓子みたいで美味しい!中身なんていらな~い!」
…無邪気に笑う姿を横目に、わたしは非常に複雑な思いを抱えつつ、揚げカスと化した餡をガリガリ食べていたものです。
餡が…餡が苦い(気持ち的に)…!
こんな悲劇を繰り返さないためにも、ぜひ、ぜひとも、先に書いたポイントを踏まえて作って下さいね。
低温でじっくり揚げよう
さ、気を取り直して、後は揚げるだけですね。
春巻きの皮の特性上、低温からじっくり揚げると上手にパリッと揚がりますよ。
あわてず騒がず、じっくりときつね色になるまで揚げましょう。
色以外にも、菜箸で触ってパリッと軽い感じがあればOKだと思います。
巻き方はずさんですがなかなか美味しそうでしょ。
油が切れたらお皿に盛り付けて完成です!
ほら!美味しそう。
ちなみに実際は画像の倍の量、10本の春巻きが出来上がりましたよ。
大人のお腹には見ているだけでもたれそうですが、育ち盛りの子どもたちがペロリと食べてくれるでしょう。
白菜と豚ひき肉の春巻き 実食
それでは早速、いただきまぁぁぁぁすぅぅ。
…パク
うむむ…
うまいいい!!
何度か作っているので知っているのですが、ちゃんと旨いです。
材料はそれほど春巻きに特化しているつもりは無いのですが、それでも初っ端から感じる春巻き感は、おそらく春巻きの皮、それ自体が演出しているのだと思います。揚げ物の宿命であるコッテリとした重さも、アッサリ目の餡と相まって実にいい感じ。片栗粉で閉じ込めた水分のお陰で餡のしっとり感も失われていません。
何より、
何より素晴らしいのは、椎茸が入っていないこと。
もちろん椎茸に罪はありません。
好きな人にとってはとても魅力的な、時に出汁としての役割も果たせるぐらい優秀な食材だとは理解しています。…でも嫌いなもんはしょうがないでしょ。
自分好みに作れるということは、料理を自作する大きなアドバンテージですよね。こういう工夫はDTMにも通じる楽しみなんじゃないかなって思うのですが、飛躍し過ぎでしょうか。
今日も美味しくできました。
それでは、ごちそうさまでした。