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最新音源「フリーBGM」より【2024/01/20更新】 01/20更新

リバーブで空気感を作る その1【reverberate LE使用】

初心に戻って曲を作る

Back to Basic18 Reverb1

前回、なぜ得体のしれない「空気感問題」の解決方法にリバーブを抜擢したのか。

 

理由は一つ。

 

それはわたしが今までリバーブというものをちゃんと使ってこなかったからです。

 

そう。今まで適当にプリセットを選んで適当にセンドリターンで使ってきたリバーブ。他のエフェクターについてはそれなりに研究して使ってきたつもりですが、なぜかリバーブだけは完全スルーしてたんです。

実はいまだに音の違いもよくわかっていないんですよね…。

なのでもし問題解決の可能性があるとすれば、わたしにとってブラックボックスであるリバーブであろうと。そういう理由からです。

 

今回からしばらくリバーブで空気感を作るべく四苦八苦してみようと思います。

 

もうテーマ関係ねぇ!

 

前回の記事はこちら。

さっそくリミックスしたが空気感が足りない気がする

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VSTプラグインリバーブReverberate LEの導入

今回リバーブの練習にあたって、ネットで比較的人気の高かったVSTプラグインリバーブ「Reverberate LE」を導入しました。

reverberate LE コントロールパネル

*Reverberate LE コントロールパネル*

使い方やダウンロード方法はまた別ページにまとめますね。

簡単にご説明すると、このReverberate LEは「インパルスレスポンス(IR)」という技術を利用したリバーブだそうです。実際の空間で測定した残響のデータであるインパルスレスポンス(wavファイルです)を読み込んでリアルなリバーブがかけられる、とのこと。

この辺もまだ理解があやふやなので、別ページにまとめるまでに勉強しておきます。

とにかくリアルなリバーブ!ってことみたい。今回はこのReverberate LEを使ってミキシングを進めていこうと思います。

Reverberate LEで空気感を作ってみる

ここからはどんどん行きますよ。

リバーブ成分の比較がしやすいように音源を作りました。とりあえず以下の音源を聞いてみて下さい。

 

・Glaceverb Small room inside

 

これが現在使用しているGlaceverbのSmall room insideっていうプリセットです。わかりやすいでしょ。こうして聴いてみると残響のシャバシャバ具合が気になりますね。

Reverberate LEのプリセットを試してみる

それでは早速Reverberate LEの音色をプリセットから試してみましょう。新しいプラグインを入れた時ってこの瞬間が一番わくわくするんですよね。

どのプリセットにしようかな。

まずは適当にSmall hallってやつから。

 

・プリセットSmall hall

 

確かにGlaceverbに比べるとデジタル臭が薄いというか、上品な感じがしますね。これがリアルってことなのか。

続いて。

 

・プリセットCathedral

 

確かにカテドラルって感じがする!リアルだなぁ…。Glaceverbにも大き目なホールをシミュレートしたプリセットがあるので比較してみましょう。

 

Glaceverb Large theater

 

こちらは映画館だそうです。比較してみるとおもしろいですね!残響の強さは大体同じぐらいの感じですが、Glaceverbの方は閉鎖的な残響に聴こえます。逆にReverberate LEの方はさわやかに抜けていく感じ。用途に合わせて使い分けが出来たらいいんだけど。

さて、最後にプレートっていうタイプを2種。

 

・Plate2

・Plate4 Vocal

 

Plateという言葉が何のプレートを表すのかよくわかりませんが、言われてみればプレート的なニュアンスがあるような…無いような…。特に「Plate4 Vocal」に関してはプリセット名にVocalと付くだけあって、かなり上品な残響の効き方になっており非常に使えそうです。

 

このあたりを使って一度ミキシングしてみようかな。

Reverberate LEを使ってミキシング

よし!醸すぞ!空気感!

というわけで今回はプリセットを2種選びました。

 

・Plate3

 

・Plate4 Vocal

 

Plate4を使ってみたいんだけどちょっと部屋が小さすぎるでしょ。ボーカルやバスドラやベースにはいいんだけど、シンバルなど比較的強くリバーブをかけたい楽器には適さなそう。

なので、Plateの中でも特にリバーブの強かったPlate3と組み合わせて使うことにしたわけです。

SOANR コンソールビュー リバーブバスも2つ

*リバーブバスも2つ*

当然リバーブバスも2つです。左がPlate4 Vocalで右がPlate3だったかな?これで好きなバスを選んでセンドすればOK。今回はやりませんでしたが、組み合わせてどちらにもセンドしても面白そうですね。

ここでもう少し突っ込んでReverberate LEの画面をのぞいていると、イコライザーが付属していることを発見しました。

reverberate LE イコライザ画面

*イコライザが付いていた*

せっかくついているのに使わなきゃもったいない。

それぞれのプリセットについて、低音のもたつきと高音のシャバシャバをそれぞれフィルタリング、それとちょっとだけ中音域をカットしてみました。

 

・Plate3 イコライジング後

 

・Plate4 Vocal イコライジング後

 

これは結構わかりやすいかも!いい感じにタイトなリバーブになった気がします。まぁあくまで「気がする」だけ。本当にこのイコライジングが必要なのか、曲全体に及ぼす意味合いはよくわかりません…難しいな。

 

ともかくこの2つのプリセットを用いてミキシングしました。Glaceverbのものと比較して聞いてみて下さい。

 

・今日のミキシング(Reverberate LE使用)

 

・前回までのミキシング(Glaceverb使用)

 

う~ん?????

やっぱりリバーブって違いがわかりずらいですね。イコライザーの効果はわかる気がする。確かに高音のシャバ感と低音のもたつきは若干解消された。

でも肝心の空気感についてはあんまり差が無いような気がするなぁ…。なんていうかもっとこう、暖かい感じの空気感にしたいんだよな。Reverberate LEのイコライザで中音域を上げればいいんだろうか。とりあえずシンバルがでかいな。これも直しておこう。

 

とりあえず今日の実験はこれで終了。

 

なんとな~くですがReverberate LEの特性はわかったような気がします。

もっと細かくいじってみたいところですが、実はもう一つVSTプラグインリバーブを入れたので次回そっちを試してから、よりフィーリングが合う方を細かくいじることにしましょう。

 

それでは。

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