花わさびのしょう油漬け【簡単バージョン】
みなさんは「花わさび」というものをご存知でしょうか。
見ての通り、わさびの茎と花芽の部分です。
先日スーパーで目に留まり初購入して以来、何度かいただいているのですが、これがまた…実に旨いんですよ。
前回の記事はこちら。
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花わさびのしょう油漬けを作る【下ごしらえから調理まで】
それでは、今回はこの花わさびをしょう油漬けにしようと思います。
まずはお湯を沸かして。
そしてここから、いきなり一番のポイントになるのですが、このまま普通に茹でてはいけません。花わさびは沸騰したお湯でグラグラ似てしまうと苦味が出てしまうからです。
なので、80度前後の温度で10秒ほど手早く茹でます。
しかしながら、我が家には温度計などというアカデミックなものは無く。しかたがないのでコンロの火を止め、今日一日のことを考えてみることにしました。
今日は事務所の引っ越しがあり、運動不足の膝と腰が同時にイってしまったこととか。前髪のちょうど分け目の部分の毛が今日は右に行ったり左に行ったり、いつにも増して暴れやがったせいで引っ越し中にずっと気になって嫌だったこととか。「マッハ」のパワーワードぶりに唸ったこととか。
それと、空になった事務所を吹き抜ける風が、信じられないぐらい心地よかったこととか。
春ですね。
そろそろかな、とお湯に手をちょっとつけてみると「熱ちっ」って感じになったからこれもういいのかなぁ80度ってこのくらいなのかなぁ。
じゃ、花わさびを入れてもいいのかなぁ。
↓
さっとかき混ぜつつ10秒数えたらすかさずザルへ!
わさびの香りと共に、苦みのある雑草的な香りも感じられます。未だ茹で方を失敗したことはありませんが、失敗した場合はこの苦味成分が増すらしい。
そしてこいつに塩を振り、水を切りつつ塩を揉み込む!熱ちぃぃ!!!
熱ちぃけどぜひ揉み込んで下さい。わさびの本体部分と同じく、細胞が破壊されて辛みが出てきます。
この件をもう少し冷めてからやればいいだけの話だと思うのですが、なんか熱いうちにやった方が効果があるような気がして。料理に限らずそういうのってありませんか?「無理すればするほどいい」みたいな謎の価値観。
塩を揉み込んだら、すっかり熱さに慣れた烈火の右手で密封容器に入れましょう。
ネット情報によると、もっとしっかりとしたガラス容器のような入れ物に入れたほうが良いようですが、今まで何回か作った感じだとジップロックで十分だったので今回もこれでいきます。
で、本来であればここから粗熱を取りつつ最低3時間は放置。
その後しょう油漬けにして一晩は置いておくんですって。
でも面倒なのでわたしはしません。
なぜなら、すぐに食べたいから。
明日の朝まで待つなんてまっぴらごめんなんだ。
というわけで、ある程度粗熱が取れたらすぐしょう油漬け用のタレをぶっこみ(特攻)、そのまま冷蔵庫へぶっこむ(特攻)。
アルコールが気になる方は煮切って下さいね。
後は夜、というか子どもたちが寝静まるまで待つだけ。そしたら晩酌です。
ワクワク。
花わさびのしょう油漬け 実食
そして夜がきたのである。
早速盛り付けてみようじゃないか。
美味しそうに出来ましたね!今日は芋焼酎のお供にしますよ。
それでは…いただきます。
…パク
む。
むむむ!
旨まぁぁぁぁぁぁぁ…
鮮烈な辛みがしゃっきりとした歯ごたえと合わさって、まさに目が覚めるような美味しさ。わたしの好みでみりんを少なくしたことも功を奏し、非常にすっきりとしています。箸が止まりません。もちろん芋焼酎も止まりません。
今のところお酒のアテとしてしかいただいていませんが、おそらくご飯のおかずとしてもピッタリなはず。
次回はもう少し時間と心にゆとりをもって、しっかりとした時間配分で一晩漬けたものを作ってみたいと思います。
ぜひお試しください。
塩を揉み込む時にちょっと熱いので、それだけ気を付けて下さいね。
今日も美味しくできました。
ごちそうさまでした。
【2018/03/22 追記】
心に余裕が出来たので、茹でて塩もみした後にちゃんと3時間以上置き、しょう油ダレに一晩じっくり漬け込んでみました。
よく漬かっているでしょ。
見た目通り、味も芯まで入っていて美味しくできました。…が、肝心の辛みについてはそれほど変わらなかったかなぁ。
すぐ食べたい!という方は当記事で紹介した作り方でもそれほど損はしないのではないでしょうか。
参考までに。