声帯を閉じ過ぎても開き過ぎても喉が疲れる【自分の歌いやすい声とは】
今回はタイトル通り「声帯を閉じすぎても開きすぎても喉が疲れる」ということについて考えてみようと思います。
特に結論はありませんが、徒然なるままに。
前回の記事はこちら。
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声帯を楽に使える状態が一番良い…のか?
しばらく前から歌い方を変えようと試行錯誤しています。
3歩進んで2歩下がる、という感じでカメの様にゆっくりと進んできましたが、最近一つの問題にぶち当たりました。
それは「自分の出したい声と出しやすい声は違う」ということです。
もちろんこのこと自体は昔からわかっていたつもり。
しかし以前より真剣に自分の歌に向き合った結果、このことがより高いハードルになってきたのです。
試しに、声帯の使い方を変えつつ数パターン歌ってみたので聴いてみてください。
もちろんこのシリーズならではの、クソ音源です。
※音源の順序は【声帯しっかり閉める → 声帯しっかり開ける → 声帯ちょうどいい具合 → 声帯ちょうどいい&キーもちょうどいい(各2回づつ)】となっています。
・クソ音源
声の違いがわかりやすいように変に意識して歌ったため、いつもより余計にクソな音源となってしまいました。悲しいぜ。
それでは、それぞれの歌い方についてザックリとご紹介します。
1.声帯しっかり閉める(始め~00:15)
声帯以外の力を極力抜き、逆に声帯はできるだけピチッと閉めて歌いました。それでも少し抜けてしまっているのは喉の調子によるもので、決して意図したものではありません。
どこにも声を引っ掛けていない分、響きとしては裏声に近い感じでしょうか。
声帯がしっかりと締まっているので息漏れは少なくなり、息の残量的にはとても楽です。ブレスを入れずに何フレーズも歌い続けることができます。反面、誤って息を強く当てすぎると声帯に強い負担がかかってしまう。
私のような初心者にとっては、息のコントロールが非常に難しい歌い方です。
2.声帯しっかり開ける(00:16~00:30)
今度は逆に声帯をしっかりと開けて、息漏れ全開で歌ってみました。声帯を閉めた状態と歌い方を比較すると、声帯と喉を筒の様に開けた上で声を前に飛ばすイメージです。
この歌い方は声帯的には非常に楽。ほとんど喉に抵抗を感じ無いレベル。
…が、お察しの通り、息の残量はもう鬼の様に減るわけ。
まぁ、音源は大げさに歌っているので余計にそうなのかもしれませんが、わたしにとって「難しい歌い方だ」という意味においては先ほどと一緒です。
3.ちょうどいい開き具合(00:31~00:44)
そこでこれですよ。
読んで字のごとく、まさにちょうどいい開き具合で歌ったものです。
具体的な歌い方のイメージを字で書くとすると、「力を抜いて自然に歌いつつ、前に飛び過ぎないように(喉が開き過ぎ無いように)声を後ろに引っ張って声帯を閉める」という感じ。ここ数回の記事で書いてきたことですね。
もちろんですが、非常に歌いやすいです。
ちなみにキーを上げるともっと歌いやすくなります(音源00:45~ラスト)。自分に適した音の高さというのがあるのでしょう。
ある程度かかる声帯への負担が、むしろ歌っている実感となり心地良し。
かといって歌っていて疲れるという程でもなく、まさに「ちょうどいい」という言葉がピッタリなのです。これが自分本来の声ということなのでしょうかねぇ。
…しかし。
この声って、自分としては好みの声とは少し違うんですよ。
自分の歌いたい声と歌いやすい声は違うらしい
で、結論はこれ。
歌いたい声と歌いやすい声は違うんだなぁ…っていう。
だからなんなんだという話で何の解決にもなっていませんが、とにかく今日の結論はこれなんです。
恐らく「自分が歌いやすい声 = 自分本来の声」という図式はそんなに正解から遠くないはず。
が、結局その声が理想的でない場合はどうするんだって話なんですよ。
理想を言えば、ベストの状態からもう少し抜いた声(息漏れした声)で歌いたい。
でもそうすると上手に歌えなくなっちゃうんだよなぁ…。わたしは本当に微妙なところで歌を歌っているようで、突然息苦しくなってしまうんです。
どうしたらいいんでしょうね。
今考えている選択肢は3つです。
1.自分が歌いやすい歌い方を追求する
2.自分が歌いたい歌い方を追求する
3.自分が歌いたい歌い方が自分に適した歌い方になるように練習する
3番が理想的な選択肢であることは間違いないんだけど、私の実力で成し得ることなのかが疑問です。
となると、一番可能性があるのは1番なのか。
…でも2番の路線を進む中で3番に行きつける可能性もある。
むむむ…。
始めに書いた通り結論はありません。
最近こんなことを考えています、という体の雑記でした。
またわたしなりに答えを出したら記事にしますね。その時はお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは。