録り直した仮ボーカルを中心に各パートをまとめてみる
まず、前段として仮ボーカルを録り直すことにしました。
何しろ1年前にレコーディングした音源です。音量差はひどいし、何しろテンションが上がらない。
ほら、こういうのって昔の自分のダメなところを見せつけられているようで嫌でしょ。思春期の頃に書いた痛い日記をうっかり読んでしまった時のような気恥ずかしさ。ちょっと違うか。
ま、いずれにしても録り直します。
仮ボーカルの録り直しっていうのもなんですが…さっさと録ってしまおう。
前回の記事はこちら。
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仮ボーカルの録り直し
あ!
…っという間に録り終わりました。
・進捗音源(仮ボーカル録り直し)
ほとんど一発録りです。結局は仮なのでこれでいいのです。
具体的に何がどう変わったのか、と問われれば答えに詰まるところはありますが…とにかく!気持ちがスッキリしたので意外と満足。
で、録り直したボーカルにはコンプレッサーとリミッターをかなりきつめにかけ、強引に潰しました。おかげで音質がひどい!しょうがないので軽くイコライジングしておきました。
・進捗音源(仮ボーカル録り直し→軽くイコライジング)
あんまり変わりませんが、こんなもんでしょうかね。
それでは本題に入ります。
仮ボーカルを中心に他パートのバランスをとっていく
やっぱり曲の中心となるボーカルが入ると、一気に他パートの役割が見えてくる気がします。
前回「ギターが少し物足りないので低音~中音域を見直す」みたいなことを書きましたが、こうして改めて聞いてみるとちょうどいい塩梅かもしれませんね。
ベースは逆に太り過ぎ?曲全体にかぶってしまっているように聞こえます。先ほど適当にイコライジングしたボーカルも同じく太り過ぎでしょうか。
それでは上記の点を中心に直してみましょう。
まずはベース。
ハイパスで超低音域をカットし、110Hz付近のモワモワもカット。代わりに中音域がやせていたので少し盛っておきました。
続いてボーカル。
仮なのでそこまで詰めてはいませんが、それでもSonitus Equalizerを2つ使いました。
基本的には重たい個所をカットし、プラスアルファで6kHz付近をわずかにブーストしました。メインのパートなので少し目立たせたかったんです。マイクの特性なのか2kHz付近には倍音が集まっていたので、ピーキングでピンポイントにカット。
そんなところでしょうかね。
上記の修正を中心に、他パートをあれこれ弄ってバランスをとってみた音源がこちらです。シンバル、タム、その他まだ加えていなかったギターパートもアクティブになっています。
・あれこれ弄ってバランスをとったつもり(イントロのソロだけ入ってない)
だいぶ良くなってきましたね。
もう一押しという感じでしょうか。
ちょっとだけマスタリングにも手を付けてみる
まだ空間系に一切手を付けていないわけですが、今回は先にちょっとだけマスタリングっぽいことをしてみました。
以下、マスターにかけた2つのエフェクターです。
要は安心と信頼のDrawmer S73様を使いたかったの。
音質がどう変化するのか確認しておきたくて。
さっきの音源ってちょっと重いでしょ。それがDrawmer S73で上手いこと解消されるような気がしたんです。で、実際かけたら少し軽くなりすぎてしまったので、TDR NOVAで200Hz付近を全体的に持ち上げたというわけ。
それでは今日の完成音源をどうぞ。
・今日の完成音源
なかなかいいんじゃないでしょうか。
気になっていた部分はひとまず解消されたような気がします。これで空間系をいい感じにかけることができれば文句ないんだけどなぁ…。
というわけで、次回は勝負の空間系です。
お楽しみに!