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最新音源「フリーBGM」より【2024/01/20更新】 01/20更新

今年最後のミキシング開始!【イコライザーとコンプレッサー】

2016年最後の曲を作る

the end of the year

やっとここまでこぎ着けました。

長かった、ってほどでもないんだけど、今年最後だという気負いがこういう気持ちにさせるのか。

 

とにかく今回からミキシング編本番スタートです。

 

ミキシングの準備その2【終わってなかった】

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基本パートの選定

まぁこの件もいつも一緒になってしまうのでもう省いてもいいかなっていう気もするんですが…。

とりあえず進捗を確認しつつ、基本パートを選定してみます。

 

・年末のオリジナル曲 進捗音源

 

今回は曲が長いので音源確認も一苦労ですね。

一番聴いてもらいたいのはもちろんボーカル。これから歌詞が乗るんだから尚更聴いてもらいたい。

さて、問題は次に重要なパートです。

音楽的に言えば次はリズムトラックですよね。つまりベースとドラムパートなんですけど、好み的にはベースの方を優先させたいなぁ。

メインの味付けパートはいつもと同じギターとピアノ。これは完全にピアノの勝ちです。ギターは全然大したことしてないので…。

 

むむむ。

 

やっぱり2番はベースかな。

ベースは曲全体の雰囲気にかかわりすぎるのでないがしろには出来ないですね。ベースに合わせてドラムパートをミキシングしつつ、次に大事なのはピアノ。で、最後がギター。

というわけで、基本パートとして気持ち的に曲の中心に据えるのはボーカル・ベース・ピアノかな。

 

 

うん、やっぱりいつも通り。

基本パートを意識しつつイコライジング&コンプレッション

まず今日の作業を終えた後の音源を掲載しておきます。

タイトル通り、各パートのイコライジングとコンプレッションを終えた音源です。

 

・年末オリジナル曲 イコライジング&コンプレッション

 

本当はリバーブを含めて総合的に進めるべきなんですが、記事の都合でこんな形に作業を分けています。でも、もしかするとこっちの方が頭の整理が出来て自分には合ってるのかもなぁ…っていう気もしたりしなかったり…しなかったりしたり。

基本的にはいつも通りのミキシングをしているので、逆にいつもと違うことをした箇所をかいつまんでご紹介しますね。

いつも通りのミキシング → 参考:ミキシングの手順とコツ

ピアノとギターの住み分け

同じ中音域の楽器であるギターとピアノ。

いつもはどちらかというと個別での音の良し悪しに気を付けたイコライジングをしていたんですが、今回はどうもそれだと収まりが悪いんです。

というわけで、ピアノとギターの音域の住み分けをいつもより明確にしてみました。

具体的には基本パートであるピアノはそのままで、ギターをもうちょっと高音域に逃がしてやる感じ。

ギターのイコライジング

*高音域をブーストした*

画像はギターのイコライジング設定です。中音域は積極的にカットして、2kHzから上をシェルビングハイで思い切ってブーストしました。

今までは同じ音域に重なっていたピアノとギターですが、これでギターがピアノの上にひょいっと抜けた感じになったと思います。

進捗音源と聴き比べていただくと違いがわかりやすいんじゃないかな。

聴かせたいパートにはTDR NOVAを挿す

TDR NOVAっていうのは最近導入したフリーのVSTプラグインです。

参考:「TDR Nova(ダイナミックイコライザー)」のダウンロード方法と使い方

いわゆるダイナミックイコライザーなんですが、これマジで使えます。音色の変化が少ない上品なイコライジングが可能。また、マルチバンドコンプレッサーとしても使用できるのでとても便利なんです。

今回はベースとボーカルのトラックに挿しました。

TDR NOVA コントロールパネル

*これはベースに挿したNOVA*

本当は全部のトラックに使用したいぐらいなんですけど、わたしの使っているSONAR LEにはエフェクター数に制限があるんですよ。なので基本はデフォルトのEQを使用しつつ、ポイントとなる聴かせたいトラックのみに使用する感じにしています。

そしてもう一つ、TDR NOVAの便利な機能が「アナライザー」。

TDR NOVA コントロールパネル

*これはマスターに挿したNOVA*

イコライザー画面下半分に青いグラフがあるでしょ。これは音域の分布をアナライズ(分析)したグラフです。実際はカーナビのイコライザー画面みたいにうにょうにょ動いていますよ。イメージが伝わるかな。

画面はTDR NOVAにインプットされた情報をアナライズしたものですが、TDR NOVAでエフェクトをかけた後にアウトプットされる情報のアナライズもできます。

これをマスターにかけておくと、ミキシングの全体像をチェックするのに超便利なんです。

単純な話、一目で音域の分布がわかるので、これを参考に各パートのイコライジングをすればいいわけ。低音域が少なければベースのローパスを軽くしてみたり、中音域が少なければボーカルの中音域をブーストしてみたり。

もちろん自分の耳が全てなのであくまで参考までに、って感じではありますが、それでも目安としてはとても役立ちました。

 

アナライザーって存在は知っていたのになぜ今まで使わなかったのか…もったいない。

W1Limiterで強引に音量を均一にする

アレンジの最後の方に追加した音色「Consider」

これがどうも音量の差が激しくってうまく曲に馴染みませんでした。ベロシティは揃えたはずなんですが…音程によって音量に差が出る音色なんでしょうかね。

コンプレッサーをきつくかけてもあまり効果が無く、しょうがないのでW1 Limiterで強引につぶしました。

considerのw1limiter設定

*激しいスレッショルド*

スレッショルドが-18.8dBという恐ろしい値になっています 笑。音色のクオリティはもちろん減衰しましたが、おかげで音量は一定になりトラックへの馴染みも良くなりましたよ。

かなり強引な方法ではありますが、このような味付けのバックトラックならこういう方法もありなんじゃないでしょうか。

 

 

いつもと違うのはこのぐらいかな。

 

リバーブやディレイなどの空間系のエフェクターを全くかけていないので、まだ各トラックの馴染みが悪いですね。

というわけで次回は今日出来上がった音源に空間系のエフェクターをかけていきます。

 

お楽しみに!

【今年の残り:9日】

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