リバーブで音の隙間を埋めたいな【もっと音圧も欲しいな】
今日は妙に疲れています…病み上がりで無理をしてしまったのでしょうか。
なのでさっさとDTM始めましょ。
前回の記事はこちら。
→ドラムとベースのイコライジング修正【より曲に厚みを持たせたい】
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もう一息でミキシング終了です
もうすぐ完成しそうな予感。
進捗音源を聴いてみましょう。
・テーマ無しオリジナル曲 進捗音源
ドラム・ベースのイコライジングを修正し、以前のバージョンより少し迫力がでました。が、まだどこか間の抜けた印象がありますね。
今日はその「間」をリバーブで埋めつつ、音圧稼ぎに勤しみます。
さっそくリバーブをかけてみよう
なにはともあれリバーブから。
今回もepicVerbを使用し、センドアンドリターンでリバーブをかけていきます。
参考:「epicVerb(リバーブ)」のダウンロード方法と使い方
参考:リバーブの基本的な使い方【リバーブをかけたバスにセンドする】
リバーブの具合がわかりやすいように、とりあえずマスターにWET100%で挿してみましょうか。
・epicVerbプリセット Ambience4
すごい音ですね…超巨大な氷の大聖堂、みたいな感じ?今回もプリセット「Ambience4」を基本にカスタマイズすることにしました。
カスタマイズした設定は以下の通り。
プリディレイはいらないと感じたのでカット、後は主にイコライジングで高音域をカットし、300kHz付近、1.7kHz付近をそれぞれ少しだけブーストしています。
それではカスタマイズ後の音源をどうぞ。
・epicVerbプリセット Ambience4 カスタマイズ後
先ほどのリバーブに比べ、高音域が落ち着き、全体的にまとまりが出たんじゃないかと思います。わたしとしては「瑞々しい」感じを目指しているんですが…そうなっているかな?
後はこのepicVerbをリバーブバスに挿し、各トラックから任意の量をリバーブバスへセンドするだけ。
ボーカルやバスドラ、ベースなどのタイトに聴かせたいパートは少ない量を、シンバルなどの広がりを持たせたいパートは多めにセンドしました。
・テーマ無し曲 リバーブセンド後
もうちょっとリバーブが強くてもいいでしょうか。
この辺が非常に難しいところです。
リバーブを強くするとよりまとまりが出るんですが、なんていうか、単純にかっこわるくなっちゃうんだよなぁ…。もちろん主観の問題ですけどね。
一応ボーカルにはディレイもかけてあります。
音圧が寂しさを埋めてくれる日もある
とりあえずリバーブは置いておいて、引き続き音圧稼ぎのお仕事です。
音圧そのものにも曲の隙間を埋める役割がありますもんね。リバーブの件は、とにかく全部終えてから改めて調節することにしましょう。
マスターでリミッターを使う前段として、伴奏パート(ボーカル・ソロギター・イントロのソロギター・ベース以外のパート)を一つのバスでまとめてコンプレッションしておくことにしました。
全ての伴奏パートを、新設したAccompanimentバスにアウトプットするように設定します。その際、一部のバス構成を変更しなければいけませんでした。
この辺りはいつもの通り「バス構成図」として、改めてまとめますね。
そしてAccompanimentバスにTDR Kotelnikovを挿してごくごく薄めにコンプレッション。
参考:「TDR Kotelnikov(コンプレッサー)」のダウンロード方法と使い方
やはり、バスコンプとしてみるとRED3よりもKotelnikovの方がわたしは好きですね。仕事っぷりがより丁寧。反面、コンプレッションの効果はRED3より薄い気がします。
これで伴奏パートのまとまりはより強くなり、相対的にボーカルやソロギターなどの目立たせたいパートとの差異もできた…
…はず。
が、ここで問題発生です。
プラグインエフェクト数がリミットを超過してしまい、これ以上エフェクターが使えなくなってしまいました。このままではマスターでの最終調節ができません。LEめ…。
しょうがないので、もう変更の無さそうなトラックをバウンスすることでプラグインエフェクター数を稼ぎます。めんどくせぇじゃないか。
探してみると、どうやらシンバルの仲間達がターゲットに適していそう。
これらのトラックを、TDR Kotelnikovが効いた状態でバウンスします。そうすればもうTDR Kotelnikovを外しても大丈夫ですよね。
もちろん効き具合はもう再調整できませんが…。
とりあえずこれでマスターでの最終調節には事足りそうです。
やだね、この作業。そんなにたくさんエフェクターを使用しているわけじゃないのに…。
でも。
今後はこういった類の煩わしさは苦労はグッと減るでしょう。
なぜなら…
わたくし、この度SONAR Professional(アップグレード版)を購入しました!!!!
ウェブ注文なので、現在届くのを楽しみに待っている状態です。やっほーい!!
実は、来月でこのブログを始めて1年になります。
今まではVSTプラグイン含め「無料でどこまで出来るか」ということもこのブログのテーマの1つだったわけですが、2年目からは新たなステージに入ってもよかろうと。そう思ったわけです。
アップグレード版の購入方法や実際のアップグレード作業の流れなど、必ずまた記事でご紹介しますので、ぜひお楽しみに!
調べてみたらSONAR ProfessonalにもVSTプラグイン数の上限は設けられているようですが、数は大幅に増えるみたい。
このアップデートで、もっと楽しくDTMができるようになるといいな!
以上、余談でした。
本題に戻ります。マスターに挿したエフェクターは次の通り。
マスターではおなじみのLimiter No6とTDR Novaです。
参考:「Limiter No6(リミッター)」のダウンロード方法と使い方
参考:「TDR Nova(ダイナミックイコライザー)」のダウンロード方法と使い方
Limiter No6はプリセット「Master_1」をカスタマイズ。全体的に効きを薄くしました。
Novaは曲にさらなる厚み&重みを持たせるため、100Hz付近をブースト。すると同時に音質にこもりが出てきてしまったため、4kHz辺りから上をシェルビングハイで持ち上げました。併せてローパスも使用しています。
それではここまでの処理を施した音源をどうぞ。
・テーマ無しオリジナル曲 音圧稼ぎまで終了
これはもうほとんど完成ですね。
懸案の物足りなさも解消されて一安心です。
後は本当の微調整を残すのみ。Limiter No6のカスタマイズ元プリセットを変更するとかなり雰囲気が変わるので、それはもうちょっと検討したいなぁ。後はベースのボリュームでしょうか。
とりあえず次回はギターの本番レコーディングをします。
気になる部分があれば随時修正していこうと思います。
お楽しみに!